ICSD(国際ろう者スポーツ委員会)改革の現状報告

※上記の動画は国際手話で英語の字幕が付いています

ICSD改革の現状報告

ICSD会員のみなさま:

ICSD改革委員会は、すべてのみなさんに、ICSD(国際ろう者スポーツ委員会)改革の過程で今起きていることをご報告いたします。

2019年12月にイタリアで開催された前回の総会では、主だった改革については採択されませんでした。IOC(国際オリンピック委員会)はそれを受けて、ICSDが良好なガバナンス(※)に向けて改善すべき重要な諸領域は今なお残されており、それらに対し、IOCがICSDに資金を提供する前に対応する必要があると、12月16日付のICSD宛の書簡で指摘しています。

そのため、IOCはGAISF(国際スポーツ連盟機構)に、以下のようにICSDを支援するよう依頼しました。

1. GAISFガバナンス自己評価フォーム

2. ICSDが良好なガバナンスの原則に則るための、新憲章・附則・規則の見直し

結果1:2020年4月、ICSD事務局はガバナンス自己評価フォームをGAISFに提出し、そのフィードバックを改善が必要な諸領域のリストと併せて受け取った。改革委員会は、フィードバックを確認した。

結果2:改革委員会は4月29日、改訂した文書をICSD事務局に提出した。現在、GAISFの法務委員会で検討が行われているものとみられる。

われわれ委員会は、ICSDのガバナンス構造における深刻な溝を埋め、撤廃すべく、取り組みを進めています。ICSDの堅固かつ健康的な組織作りを願っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

大杉 豊
ICSD改革委員会 委員長

(※)「良好なガバナンス」…事業を適正に行うため,その運営の透明性の確保を図るとともに、その事業活動に関し自らが遵守すべき基準を定めるなどの運営のあり方