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全日本ろうあ連盟スポーツ委員会による和訳(2010/01/22 掲載)

ICSD eNews 和訳版 2009年11月号

  (ICSDウェブサイトの原文)

目次(一部)

技術委員からのメッセージ:ビーチバレー&バレーボール

2009年夏季デフリンピック - 回想

台北での2009年夏季デフリンピックが終了してから1ヶ月以上たちました。輝かしい開会式および閉会式、そしてビーチバレー、バレーボール競技を思い返すと、見事な仕事をしてくれたと台北関係者のことが蘇ってきます。会場はどこも、この上ない状態で、技術サポートも素晴らしく、ビーチバレー選手は、蒸し暑い気候と湿った砂といった、とても困難な状況に、とても良く対応していたと思います。

もう一度、台北にスタンディング・オベーションを送りたいと思います!!

ビーチバレー

台北での男女両競技で、金メダルを総なめにしたウクライナに祝福を申し上げたいと思います。金メダル獲得者は、オレクサンドル・ポルトランスキーおよび、セルゲイ・タラソフ(男子)、オレーナ・オノカロおよび、ユリーナ・イアロシェブスカ(女子)です。ポルトランスキーは、2005年メルボルン夏季デフリンピックで、今回とは別のチームメイトと組んで獲得した銅メダルから金メダルにレベルアップしました。オノカロとイアロシェブスカは、メルボルンでの金を今回も保持したかたちになりました。

台北は、すでに過去のものとなった今、次のビーチバレーイベントは何でしょう?次回のアテネまで、何もせず4年間待つつもりはありません。なぜなら、今から一年もなく、イスラエルが、第1回世界ろう者ビーチバレー選手権を開催します!この選手権に関する情報は、2009年5月にICSD Eニュースの中に掲載されました。私は、8月にTel Avivを訪問し、開催地視察報告書を作成しました。この報告書は、www.2010beachvolleyball.orgのメインメニューから入手可能です。貴連盟が事前登録書をまだ提出していない場合は、「その他情報(Additional Information)」項目の中の 「各種申請書ダウンロード(Forms & Downloads)」にある登録書をご記入の上、次のアドレスまで送ってください:Israel@ciss.org.

次回世界ろう者ビーチバレー選手権は、2014年に開催予定です。世界ろう者選手権の開催国申込書は、以下から入手できます。www.deaflympics.com/forms/ApplicationForm-DeafWorldChampionship.pdf

バレーボール

2008年にブエノスアイレスで開催された世界ろう者バレーボール選手権で戦ったいくつかのチームは、選手権での経験を活かし、その後の13ヶ月を台北に向けての戦略準備に費やしていました。男子バレーボールでは、2008年の決勝ではウクライナにメダルを奪われたロシア連邦が、今回は第5セットで巻き返し、ウクライナを降し、夏季デフリンピック金メダルを獲得しました。女子バレーボールでは、ウクライナが終始優位な体制で試合を運び、再び金メダルを獲得しました。

2009−2012FIVB規則集に、いくつかの重要な変更が加えられました。台北での私の個人的観察によると、その中でも、注目に値する重要な変更が2箇所あります。14人制規則とネットタッチ規則です。

台北で、この14人制規則(4.1.1および19.1.1)を活用したのは、ロシア連邦とウクライナのみでした。チームの最終メンバー表に13から14人の選手登録が成されている場合、そのうち2人はリベロとして指名されなくてはなりません。FIVBは、特殊技術の発達を推進しており、1つのバレーボールの試合の最中に、リベロのポジションを他の選手に交代することを好みません。

ネットタッチ自体は、違反ではなくなりました(11.4.4)。ネット違反に関する2009年以降の新FIVB規則変更に興味のある方は、4分間のビデオ「NET TOUCH RULE CHANGES FROM 2009」(wmv 29.3Mb)をダウンロードしご覧ください。

2つの連盟が、2012年世界ろう者バレーボール選手権の開催に興味を示しています。開催希望の方は、まだ入札可能です。申込書へのリンクは、上記の世界ろう者ビーチバレー選手権のリンクと同じです。

年末を楽しんでください。

ジョン・ネツガー(John Knetzger)
ICSD技術ディレクター - ビーチバレーボール & バレーボール