技術委員からのメッセージ:陸上競技
第21回夏季デフリンピック
大盛り上がりで、大成功をおさめた第21回夏季デフリンピックが終了した今、次の大会である世界選手権2012に目を向けなくてはなりません。(もしくは、それ以前の大会−以下をご覧ください。)
台北で直接デフリンピックに参加した人も、テレビ/インターネットで見た人も、今後、あれ以上の夏季デフリンピックを開催するのは難しいと、思っていることでしょう。
私は特に、競技のスムーズで効果的な運営に多大な貢献をしたボランティアの人数の多さには、とても感心しました。もちろん、失敗等もありましたが、ほんの些細なものでした。
IAAF代表がオブザーバーとして参加できたことを、とても嬉しく感じています。それに加え、国内競技ディレクターのベン・ピング・チャン・チャング氏(Mr. Ben Ping Chan Chang)からの素晴らしい協力を得て、仕事をしました。
今後のマラソン大会
台北の北にある公道で開催されたマラソン競技のために、大規模なアレンジがされましたが、出場者が少なく、少しがっかりしました。数人の出場者のみでしたので、盛り上がりや、やる気にも欠けていて、観客もあまり集まりませんでした。
したがって私は、以前の一周8から10キロのコースを4,5周し、スタートもゴールもスタジアムの中で行う方法に戻すことを提案しました。この提案は、テクニカル会議の出席者の全会一致で賛成を得ました。
世界選手権
2008年のトルコのイズミールで開催されたテクニカル会議と、2009年台北での第2回テクニカル会議の両会議で、以下のように陸上競技世界選手権を開催することで合意しました:
2010 クロスカントリー - 現在のところ、入札なし
2011 インドア - 現在のところ、入札なし
2012 アウトドア−カナダ、トロント
2012年トロントでの世界選手権以外の、クロスカントリーおよびインドア世界選手権は、現在のところ、どこの国からも入札がありません。
ICSDメンバーから、来年のクロスカントリーと2011年のインドア世界選手権の開催国を大募集いたします。
2009年の最優秀成績
「年間最優秀成績」集が収集、出版されてからしばらくが経ちます。台北での、非公式会議では、この出版を再開したほうが良いとの意見が全出席者から聞かれました。しかしながら、全ICSDメンバー団体からの結果報告がなくては、この様なリストを集積することは不可能です。したがいまして、全メンバー国内アスリート・リーダーから、2009年夏季デフリンピックでの最優秀成績を最高5つまで募集したいと思います。次のメールアドレスに2009年12月1日までお送りください:athleticstd@ciss.org
世界記録
今年もまた、第21回夏季デフリンピックおよび今年度中に開催されたその他の大会で、ジュニア記録を含む数え切れない世界記録が樹立されました。それに加え、台北での天候は選手にとって思わしくないものだったにもかかわらず、数多くの大会記録も出ました。
私は、メンバーの方々へ、申請書を空欄なく埋め、署名することと何度が伝えました。しかし、メンバーよりも、審査員(鑑定人)の氏名および署名が漏れていることが頻繁にありました。審査員が会議に参加していることは稀だと思いますので、役員(審判)が審査員の代わりに署名をお願い致します。
承認された2009年世界記録およびジュニア記録集は、次回のEニュースで発表いたします。
バーバラ C. ソンダーガード(Barbara C.SONDERGAARD)
ICSD技術ディレクター - 陸上競技