2018年度 関東ブロック(栃木県)学習会 報告

日時:2018年10月3日(水)13:00~16:15
場所:栃木県総合文化センター 3F(第1会議室)
参加者名:総計66名
     (行政14人、きこえない人:38名、きこえる人:14名)

 栃木県総合文化センターにて、行政関係者が参加しやすいように平日に開催されました。その結果、行政の方が14名ほど参加されました。
 井上講師からの海外の耳の聞こえない人たちの日常生活に導入されている電話リレーサービスの現状、そして、川森講師からは、何故、電話リレーサービスを制度化する必要があるのかについての講演を熱心に聞いておられました。
 電話リレーサービスについて、さらに理解を深めるために、実際に日本財団によるデモンストレーションで電話リレーサービスを利用して頂きました。
 聞こえる人たちが普段から利用している「電話」と同じように使える利便さに驚き、感銘を受けたという感想を頂きました。
 しかし、まだまだきこえる人からきこえない人に電話をかけられないという不便さがあります。きこえる人たちもきこえない人たちも相互に電話がかけられる社会にして行こうと確認し合いました。

当日の会場参加者の様子
当日の会場参加者の様子
筑波技術大学准教授井上先生
筑波技術大学准教授井上先生が、電話リレーサービスを使った日本の耳のきこえない経営者による実話を語っておられました。
手話フォンについての説明
日本財団から、手話フォン
についての説明がされました。
日本財団によるデモンストレーション①
日本財団によるデモンストレーション
①居酒屋の予約手配を依頼していました。
日本財団によるデモンストレーション②
日本財団によるデモンストレーション
②お花屋さんにお花を注文していました。
文字リレーサービスの使い方
日本財団から、文字リレーサービス
の使い方を説明して頂きました。
川森特任教授
慶応義塾大学の川森特任教授が、電話リレーサービスを公的サービスにさせるためには、何故「制度化」が必要になるのか講演して下さいました。
稲川理事長
最後の締括りとして、栃木県聴覚障害者協会の稲川理事長が丁寧に電話リレーサービス普及啓発の必要性を語り、今後の学習会についても紹介して下さいました。

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