2018年度 東北ブロック(岩手県)学習会 報告

日時:2018年11月10日(土)12:00~15:20
場所:岩手県水産会館(5階 大会議室)
参加者名:総計85名
      ・聴覚障害者43名(うち難聴1名)
      ・きこえる人34名
      ・福祉関係者 市福祉課 4名
             市社会福祉協議会 2名
             岩手県立視聴覚障がい者情報センター 2名

 岩手県学習会は、盛岡市内にある岩手県水産会館にて、開催されました。岩手県聴覚障害者協会の千葉孝会長の司会で進行がされました。井上講師からの一般者が利用している「電話」が普及した歴史から、海外の耳の聞こえない人たちの日常生活に導入されている電話リレーサービスの現状についての講演は、興味深く聞き入っておりました。そして、日本財団によるデモンストレーションも好評で、もっと体験する機会が欲しかったという要望がありました。時間的に厳しかったので、制限されていましたが、印象深かったようです。最後に川森講師からは、何故、電話リレーサービスを制度化する必要があるのかについての講演と11月7日に安倍首相からも「電話リレーサービス」についての話が国会で行われたことを説明していらっしゃいましたが、政府や法律については少々難しかったようです。でも、参加者の中には、行政関係者がいらしていたので、彼らにとっていい勉強になっていただけたと思います。このような「電話リレーサービス」についての学習会は、1回だけではなく、さらに協会の方で「電話リレーサービス」について学習会やデモ体験ができるような場を積極的に設けるべきだと確信されたようです。

当日の様子
当日の会場参加者の様子
筑波技術大学の井上准教授
筑波技術大学の井上准教授が、「電話」の歴史について語り、世界にどのように普及していったのかを詳しく話して下さいました。先ずは、電話の背景から知ることが大事だと学びました。
システムと登録方法の説明
日本財団から、電話リレーサービス・モデルプロジェクトのシステムと登録方法の説明がされました。
デモンストレーション①
日本財団によるデモンストレーション①
体験者は、病院の予約依頼をしていました。
日本財団によるデモンストレーション②
日本財団によるデモンストレーション②
体験者は、お花屋さんにお花を注文していました。
慶應義塾大学川森特任教授
慶應義塾大学川森特任教授からは、11月7日の参議院予算委員会での安倍首相の発言についても発表していました。

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