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全日本ろうあ連盟スポーツ委員会による和訳(2009/06/12 掲載)

ICSD eNews 和訳版 2009年05月号

  (ICSDウェブサイトの原文)

目次(一部)

ICSD法務委員会(2009)の紹介

Rebecca ADAM

レベッカ・アダム
アダム氏は、障害のために苦労を感じたことはありません。ろうとして生まれで、デフ・ファミリーで育ったレベッカの第一言語は、オーストラリア手話(AUSLAN)であり、幼い頃から、どんな困難にも立ち向かい、自らの人生を自ら切り開いてきました。1995年に、レベッカは、メルボルン大学の商業と法律の2つの学位を取得しました。卒業後、レベッカは、メルボルン法律事務所で働き、その後、政策関連の団体で働きました。その後、レベッカは、IBMに入り、様々な経験を積み、現在はビジネス・プログラム・マネージャーの仕事を担当しています。オーストラリアろう者スポーツ協会(Deaf Sport Australia)会長としての彼女の、2005メルボルン夏季デフリンピック成功への貢献は計り知れないものでした。

Gregory HLIBOK

グレゴリー・リーボック
リーボック氏は、ろう者で、弁護士アドバイザーとしてワシントンDCにある連邦コミュニケーション委員会(FCC)障害者の権利事務所で働いています。彼は、テレコミュニケーション・リレー・サービス(TRS)関連の法律制定と障害者のテレコミュニケーション・アクセスに関わっています。FCCでのわずか4年の間に、TTYサービスのみの状況から、ビデオ・リレー・サービス、IPリレー、キャプション付き電話といった、TRS分野での大きな進歩と改革を経験しました。リーボック氏は、個人開業の弁護士と財務コンサルタントとして、キャリアを始めました。後にニューヨーク州の司法試験を合格し、弁護士登録をはたしました。リーボック氏は、ギャローデット大学の行政学位と、ホフストラ法科大学院のジュリス・ドクター(JD)の資格を持っています。「デフ・プレジデント・ナウ(今こそ、ろうの学校長を)」運動の、リーダーとして広く知られています。

Adam KOSA

アダム・コサ
コサ博士は、ハンガリーのブダペスト出身のろう弁護士で、ハンガリーろう難聴者協会の会長の職に就くまで、法律事務所を個人開業していました。つい最近では、FIDESZ (www.fidesz.hu/) 国内委員会が、2009年1月17日に欧州議会の代表候補者リストを承認し、コサ博士は、その最有力候補者の1人に入っています。視覚文化に基づいたより質の高い生活の保障、ろうコミュニティーの協調の強化、そして手話の文化的価値の保存とその価値の健聴社会との共有のための、ろう者と難聴者の社会受容とエンパワーメントの推進における、彼の存在は欠かすことが出来ず、今でもとても重要な役割を果たしています。

Knud
SONDERGAARD

ヌッド・ソンダーガード氏
ソンダーガード氏は、地元、国内、地域、国際の各レベルのろうコミュニティーにおいて、ろう者の生活の質を向上するために絶え間ない貢献をし、輝かしい功績を残したろう者です。彼の努力と献身のおかげで、教育、社会サービス、娯楽、そして政府サービスを含む様々な面で、ろう者の生活は多大に向上しました。ソンダーガード氏は、ろう高齢者で重複障害を持つ人、ろう青年、ソーシャルワーカー、その他の人々のためのプログラムやサービスを提供する、デンマークの国立機関であるドーブ・センター(Center for Dove)で、1982年以来、センター長を務めています。最近、デンマークろう協会会長の職を退きましたが、ろう協会、ろう団体、そしてろう者の支援のため資金を調達する財団法人であるドブフォンデン(Dovefonden)の理事です。 それに加え、彼は、ヨーロッパろう連合の前会長であり、国際ろう者スポーツ委員会の名誉生涯会員かつ前事務局長、さらには、世界ろう連盟の財政役員でもあります。

Posted: 28 May 2009