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全日本ろうあ連盟スポーツ委員会による和訳(2009/06/12 掲載)

ICSD eNews 和訳版 2009年05月号

  (ICSDウェブサイトの原文)

目次(一部)

技術委員からのメッセージ:アルペンスキー

FIS技術ディレクター、Wucherer ハンズ‐ペーターとICSD技術ディレクター、マイク・シュマウザー
右から: ECコーディネーター、マーティン・ラーチ、マイク・シュマウザー、EDSOメンバー、オタ・パンスキーとヨーロッパカップ出場者
ゲイトに並ぶスキークロス出場者

オーストリア、キッツビューエルでのハーネンカム・ワールドカップ(Hahnenkamm World Cup)、2009年1月23日

幸運にも私は、ドイツ出身の国際スキー連盟(FIS)技術ディレクター、Wucherer ハンズ‐ぺーター氏と連絡を取ることができました。ハンズ氏は、ワールドカップのスラロームレースの責任者でした。ボード・ミラー(Bode Miller)、ハーマン・マイヤー(Hermann Maier)を始め、世界中から集まった名高いスキーヤーが数多くいました。ハーネンカムのこのコースは、とても有名で、人気もあります。レース事務局のピーター・エーダー氏とも会いました。Wucherer氏とお会いした際、有名なハーネンカムコースへ連れて行ってもらい、ダウンヒルコースの近くに設置されているスラロームコースを下見しました。ここで、重要な点は、安全確保、管理体制、そして医療サポートです。そのためFISレースディレクター長のGuenter Hujara氏ともお会いしました。忘れられない思い出となりました。キッツビュール・スキークラブの準備は、素晴しかったです。FIS技術ディレクター、Wucherer ハンズ‐ピーター氏とレース事務局のピーター・エーダー氏に、感謝申し上げます。

ろう者欧州スキーカップin スイス、ウンターバッサー、2009年2月13日

雪の中、朝6時から車を走らせ、スイスのウンターバッサーで行われたろう者ヨーロッパカップのスキー競技の会場に向かいました。フランス、オーストリア、ドイツ、クロアチア、オランダ、チェコ共和国、スロベニアのクラブも来ていました。スイスの新会長と知り合い、スイスでの2012ヨーロピアンスキー選手権について話し合いました。スーパー大回転(Super G)種目を見ましたが、残念ながら雪で1時間半の遅れが出てしまいました。コーディネーター、マーティン・ラーチ氏のプレゼンテーションで午後が始まり、その後、全クラブ参加の会議が招集されました。次回選手権の担当者のトニー・コラー氏は、次回選手権に関する情報と計画を会議参加者に伝えました。私は、トニー・コラーとマーティン・ラーチ両氏に、「ワールドカップ」開催の条件は、アメリカ、カナダ、日本など、さまざまな地域の国が参加する場ことであると伝えました。大会を世界レベルの「ワールドカップ大会」にすることの利点として、よろ多くの財政支援とスポンサーの確保が可能になるかと思います。ラーチ氏は、ヨーロッパ以外の国が参加する場合は、自動的にワールドカップとし、ヨーロッパの国だけの場合は、ヨーロピアンカップのままで開催すると述べました。今後私は、ジュニア・スキー選手権も促進する計画をもっています。会議中、ジュニア・スキーヤーの数を尋ねました。以下が、回答です:チェコ共和国40人、ドイツ7人、フランス1人、オーストリア6人、スイス5人、スロベニア1人、イタリアは不明。どの国も推定人数ですが、ヨーロッパ・ジュニア・スキー選手権を考える時期が来ていることは明らかです。

ヨーロッパ杯スキークロスが2009年2月14日にドイツ、スデルフェルド(Sudelfeld)で開催

ドイツ・スキー連盟とSC(スキークロス)バッド・アイブリング(Bad Aibling:場所の名前)運営委員会は、2009年2月15日にランケンリフト(Rankenlift)とスデルフェルド(Sudelfeld)で、各国のフリースタイル団体の参加するFISフリースタイル・ヨーロピアンカップ2009を成功裏に開催したことを報告しました。スキークロスは、多様な可能性を持つスポーツであり、様々な楽しみ方があります。素人のスキーヤーでさえも楽しめます。スキークロスDuelの競技場は、大回転とスーパー大回転のコースを合わせて、さらに障害物、分岐、ウェーブ、急カーブやバンクなどを加えたようなコースで行われ、モトクロスのようなかっこ良いアクションが楽しめます。私は競技責任者のハンズ・ガーザー氏(バッドアイブリング・スキークラブ)と会いました。ドイツ、ポーランド、オーストラリア、フランス、スペイン、イタリア、カザフスタン、スイス、チェコ共和国、アメリカ、アルゼンチン、オランダ、ベラルーシ、イギリス、クロアチア、デンマーク、スロベニアといった様々な国が集まっていました。私は、オーストリアのFIS技術ディレクター、ハンズ‐ピーター・ピルズ氏と共にコースの調整を行いました。ピルズ氏は、重要なポイントを私に説明してくれました。技術ディレクターのピルズ氏と私は、コンピューターと記録用紙の双方のポイントシステムの調整とスキークロスのスターティングオーダーの管理を担当しました。また、トレーニング1xRun及びQualification 1xTimeのアシスタント・スターターも経験しました。正直、今まで見た中で一番見甲斐のある、興奮したレースでした。ヨーロッパカップ運営者、ハンズ・ガーザー氏とFIS技術ディレクター、ハンズ・ピーター・ピルズ氏の支援と協力に感謝いたします。

世界ジュニア選手権、ドイツ、ガーミッシュ、2009年2月28日-3月8日

2007冬季デフリンピックで2度の金メダルに輝いたテレーザ・クモチョバ(Tereza KMOCHOVA)氏は、世界ジュニア選手権に出場しました。110人中、スラロームで23位、ジャイアント・スラロームでは45位という結果でした。テレーザさんの挑戦に敬意を表します!

マイク・シュマウザー(Mike SCHMAUSER)
ICSD技術ディレクター - アルペンスキー