← eNews 一覧に戻る
全日本ろうあ連盟スポーツ委員会による和訳(2009/06/12 掲載)

ICSD eNews 和訳版 2009年05月号

  (ICSDウェブサイトの原文)

目次(一部)

国際スポーツ団体総連合(GAISF)総会、コロラド州、デンバーで開催

デンバー市の自慢は、アメリカ合衆国最大の空港を有すること、年間300日も太陽の日が差すこと、そして世界最大かつ最新式のサッカー競技場を持つことです。18,000の観客席を誇るこのサッカー施設は、ディックス・スポーティング・グッズ・パーク(Dick's Sporting Goods Park)と言い、サッカーのメジャーリーグチーム、コロラド・ラピッズのホームグラウンドです。

3月27日金曜日にデンバーで開催されたGAISF総会には、ドナルダ・アモンズ委員長がICSD代表として出席しました。

今回のGAISF総会では、組織の今後を大きく左右する、重要な案件がいくつも議題に上がり、重大な意味をもつ会議となりました。GAISF会長のハイン・ベルブルッゲン氏(Hein Verbruggen)は、GAISFにとって今はまさに変革の時であり、スポーツの結束を促進し、今日のスポーツ界の課題により即した世界戦略の必要性を訴えている。

  1. 集団アイデンティティの強化のため「スポーツアコード」と改名し、結束と相乗効果を通し、世界の問題に共に向かっていく時、スポーツ界は、より強い存在となる。
  2. IOCとオリンピック活動の権威を十分に理解し、オリンピック活動の目的達成に向けての誠実なパートナーであり続ける一方で、結束と支援により、メンバーの立場を強化する。
  3. WADA(世界アンチドーピング機構)との協力とIOCの支援のもと、GAISFは、アンチドーピング問題に関するメンバーへの支援サービスの構築に取り組んでいる。これは、メンバー連盟のWADA規約遵守を助長することを目的とした、実に実践的なサービスである。

Source: www.sportcentric.com/vsite/vcontent/page/custom/0,8510,5148-180226-197444-39002-259654-custom-item,00.html

国際スポーツ団体総連合(GAISF)は、WADAと国際オリンピック委員会(IOC)の全面支援と協力のもと、国際スポーツ競技団体(IFs)支援のためのアンチドーピング・サービスを多数立ち上げることを発表しました。

3月27日にアメリカ、デンバーで開催された総会で発表されたとおり、GAISFは、世界アンチドーピング規約に則ったアンチドーピング規則とプログラムを実施、施行することを目的とし、アンチドーピングについて中央で責任を持ったアドバイス、支援、サービス体制を整備し、それらを必要とする国際スポーツ競技団体(IF)に提供します。スイスのローザンヌで運営され、IOCとWADAは、資金面で支援します。GAISFは、実際に運営に携わるアンチドーピング・マネージャーを設置し、今後、専門的アドバイスとサービスを提供します。

「各国際スポーツ競技団体(IF)のドーピングとの戦いのため、IOCが力を合わせ、支援できることを嬉しく思います。スポーツ界の卑怯者を排除するため、我々は共に闘わなければなりません。ICOは、今まで以上に全力を尽くしこの問題に立ち向かい、この新たな試みを大歓迎しています。」とIOCジャック・ロゲ会長は述べました

「結束と相乗効果を通し、世界の問題に共に向かっていく時、スポーツ界は、より強力なものとなります」とGAISFヘイン・ベルブルッゲン会長は付け加えました。「各国際スポーツ競技団体(IF)にとって、アンチドーピングは、今日最大の課題であり、ドーピングとの戦いを共に組織することで、IFの管理費削減に貢献できるとおもいます。会員へのより良いサービスと支援こそ、GAISFの重要な役割の一つです。」

「スポーツ界のドーピングとの世界的な戦いのモニター機関、そして世界アンチドーピング規則の守護者として、WADAは、IFへのこの様な支援の立ち上げに貢献できることを嬉しく感じています。」とWADAの本部長デービッド・ホーマン氏は述べました。「ここ4年ほどの間に、限られた資源しかない地域において、地域アンチドーピング団体(Regional Anti-Doping Organizations)を設立し、同様なリソース集約アプローチで成功した例にWADAは関わってきました。このようなモデルを参考にすることで、様々な地域において、大規模なスケールのアンチドーピング・プログラムの実施を可能としました。この件に関して、GAISFと共に活動を始めることを心待ちにしています。」