東日本大震災聴覚障害者救援中央本部の動き



東日本大震災聴覚障害者救援中央本部の動き

日時・連絡状況  
2012/03/09(金)掲載 3月4日(日)、福島にて被災者を励ます「ホッと手話まつり」を行いました。
 
「ホッと手話まつり」の様子
 
 3月4日(日) 、福島県福島市・パルセいいざかで、社団法人福島県聴覚障害者協会の行事「耳の日記念第32回福島県ろうあ者福祉大会」と兼ねて救援中央本部の企画「ホッと手話まつり」を行いました。
 
 約400名の参加者があり、世界ろうあマジック大会(2002年モスクワ:5位)などの実績を持つ、デフ・マジシャンのミスターかわづ氏と木原氏の絶妙なコンビの、次から次へと魅せる不思議なマジックと驚きのイリュージョンに、会場からは「すごい!」「どうやって??」等の声が沸き上がるなど、大盛況でした。
 
写真① 手話マジックショー(デフ・マジジャン/ミスターかわづ氏・通訳/木原順子氏)
 
 マジックショーの次は、原発により家族と離れ離れにならざるを得ない方やなど、様々な事情にありますが、手話で語らい、ホッとするひとときを過ごし、沢山の未来と希望を持って前を向いていこう!という願いを込めて、「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」「翼をください」「未来へ」などを歌っていただきました。中原氏の澄んだ声に手話の優雅な美しさ、生演奏の小塚氏のギターに参加者は惹きつけられていました。
 
写真② 手話歌(歌い手/中原啓子氏・ギター/小塚通弘氏)
 
 最後のお楽しみ抽選会の景品が当たり、ガッツポーズをしている方もいて、集まった方々からは、また「ホッと手話まつり」を開催してほしいとの声がたくさん挙がっていました。
 
写真③ お楽しみ抽選会
 
 救援中央本部としては、引き続き各地で「ほっと手話まつり」を開催していきたいと思います。
 
(報告者:吉原孝治構成員)
2011/11/18(金)掲載 東日本大震災聴覚障害者救援中央本部震災ポスターを作成しました
 
 2011年3月11日の震災発生からの東日本大震災聴覚障害者救援中央本部の活動を掲載した、「東日本大震災聴覚障害者救援中央本部の活動~皆と共に力をあわせて復興へ~」ポスターを作成しました。
 
 3月11日から11月上旬までの活動が全9枚のポスターに集約されています。サイズは、A1判(841mm×594mm)でパネルに入っています。(フレーム外寸848mm×601mm)
 
 加盟団体のイベント・企画等で震災関連情報や救援中央本部の活動情報の提供を通して支援の輪を広げる活動に活かしていただきたいと作成しました。より多くの方々に復興への取り組みついて理解をしていただけるよう、今後の活動についても継続して作成する予定です。
 
 ポスターの貸出につきましては無料です。送料は送り時・中央本部負担、返却時・依頼団体負担となります。お申込みは、救援中央本部情報・広報担当までお願いいたします。
 
お申込み先:東日本大震災聴覚障害者救援中央本部情報・広報担当:後藤・中村
      FAX:03-3267-3445 TEL:03-3268-8847
 
ポスターはこちらのページでご覧いただけます。
2011/11/18(金)掲載 11月6日(日)、岩手県で「ホッと手話まつり」が開催されました
 
 11月6日(日)、岩手県立福祉の里センターにおいて救援中央本部の企画「ホッと手話まつり」が開催されました。今回は、救援中央本部としてマジックショーの開催とお弁当、ケーキを提供しました。45名の参加者があり、世界聴覚障がい者マジシャン大会(2010年イタリア)で優勝したデフ・マジシャンのNOBU(ノブ)さんの華麗なマジックショーに会場は皆さんの笑顔であふれていました。
 
 「大船渡市、陸前高田市ではケーキ屋さんが津波で流されてしまったため、生のケーキは本当に久しぶり。」と色とりどりのケーキに目を輝かせていました。久しぶりに会った方たちもいらして、このように集まる場を作ることの大切さを感じました。
 
 救援岩手本部の高橋本部長から「被災地のろうあ者の方から、ホッと手話まつりに参加して良かったとのメールを頂いたことが、一番嬉しかったです。」とお話しがあり、救援中央本部としては、引き続き各地で「ほっと手話まつり」を開催していきたいと思います。
 
 また、NOBUさんからも「多くのお客様に喜んでいただくことができ私も嬉しかったです。マジックショーをできたことは、皆様のお陰です。今後も何かご協力できることがございましたら、お手伝いできたらと思っております。」とコメントをいただきました。
 
写真:①会場の様子 ②参加者の皆さん ③デフ・マジシャンNOBU(ノブ)さん
2011/11/14(月)掲載 福島県本部の役員が本部事務所へ来所
 
 11月14日午前、東日本大震災救援福島県本部の吉田本部長、西山副本部長、小林事務局長、斉藤補佐が国会議員へのあいさつ回りのついでに、本部事務所に来られました。
 
 挨拶のあと、今後の福島県での聴覚障害者への支援の方法について少し話し合いました。福島県は、福島原発事故の収束が見えない状況の中、東京電力からの補償の手続きの問題、仮設住宅の問題、放射能防御、放射能汚染土壌などの除染に対する正しい理解と対策の周知徹底の問題など、たくさんの問題を抱えていますが、福島県本部の皆さんが頑張っている様子を見、聞き、私たち中央本部も改めて頑張って支援しなくてはという気持ちにさせられました。
 
 皆さんも福島県の仲間を支援するために、義援金などのご協力をお願いします。
 
写真1:福島県本部の皆さん(右から吉田本部長、西山副本部長、小林事務局長、斉藤補佐)
写真2:現状と今後の方針について協議
2011/10/31(月)掲載 9月25日(日)、宮城にて被災者を励ます「ほっと手話まつり」を行いました。
 
 9月25日(日) 、宮城県ろうあ協会の行事「ろうあ老人の長寿の祝う会」と兼ねて中央本部の企画「ほっと手話まつり」を行いました。中央本部の協力団体である全国ろうあヘルパー連絡協議会と協力し、宮城のろうあ老人の長寿を祝いながら楽しく交流ができるように取り計らいました。
 
 宮城県ろうあ協会女性部と相談し、、今までやったことのない手作りのお弁当を食べて頂き、今後ともお元気で頑張って頂きたいとの気持ちを出すことになり、材料一切の準備から、調理・配ぜん等を担当しました。
 
 当日は宮城に全国ろうあヘルパー連絡協議会のメンバーおよび宮城県ろうあ協会の女性部が集い、共に弁当を作りました。日頃、各地で高齢者の食事会・デイサービス等に従事した者ばかりで、絶妙のチームワークで準備にかかる時間等も予定通りきっちりできて、良かったと思います。
 
 集まった方々の笑顔や、喜んで頂けたことに、私達も癒されたとの声もあり、やって良かったと思いました。
 
 今後は、小規模の集会で特に高齢者がリラックスできる内容のミニディを実施し、ろうヘルパーの育成、ろうヘルパーや手話関係者でのセンター施設作り等に進められるようにある程度長期的に支援を続けたいと考えてるところです。
 
写真:手作りのお弁当「ほっと手話まつり」の様子
 
宮城県ろうあ協会「平成23年度ろうあ老人の長寿を祝うつどい・老壮部・女性部・青年部合同のつどい」パンフレットをダウンロード(PDF 2.5MB)
2011/08/12(金)掲載 【 8/7、救援中央本部・救援東北本部合同会議開催される 】
 
 8月7日(日)13:00~16:00、盛岡市のいわて県民情報交流センターにおいて、救援中央本部と救援東北本部の合同会議が初めて行われました。
 これは、全国評議員会1日目の10日の夜、救援中央本部と被災3県を含む東北6県の協会の役員が集まり、情報、意見交換を行い、東北6県でまとまって支援していくことを確認したのを受けて、開催されたものです。
 日程の調整が難しく、この日の開催となりましたが、救援中央本部から石野本部長、小中氏、石川氏、小椋氏の3人の副本部長、久松事務総括、中村氏、小出氏、新中氏の3人の事務副総括の他、3人の職員が、救援東北本部から6県合わせて16人が参加しました。
写真:合同会議風景
 主な内容は次の通りで、活発な意見、要望が出されました。
 
1.現地本部からの要望について
【福島】
・協会の職員は3名いるが、人手不足でなかなか救援活動に集中できない。
・また、放射能の影響により心理面でも逼迫状態にあるろう者が増えている状況を調査するとともに相談支援、および相談支援事業をコーディネートできる人材を配置したいので、支援して欲しい。
【宮城】
・厚労省からの措置により、名取市などに手話通訳者を設置することができたが、この事業も6月末をもって終わった。名取市と交渉し、試験的に引き続き1年間手話通訳者を設置することになり、これがうまくいけば、本格的な設置となる。
・しかし、他のほとんどの市町村には手話通訳が設置されておらず、ろうあ者相談員および要約筆記者も設置されていない。各市町村におけるコミュニケーション支援事業の充実を求め、県および各市町村と交渉する作業が必要になるので、中央本部からのフォローが欲しい。
・災害救助法など災害に関する法律の中には、障害者に関する条例がない。行政に障害者への救援活動を理解してもらうためにも、法律面で障害者への救援が保障されるように国へ働きかけてほしい。
【岩手】
・被災地および被災者の実態調査がまだ全部できてない。
・これまで被災地をまわって救援してきたが、関係者みんな疲れてきている。
 
2.東北救援本部からの要望について
・東北ブロック内で情報提供施設がまだ設立されてない県が6県のうち4県ある。災害支援のためにも情報提供施設は必要であり、これまで県に何度も交渉してきたが、なかなか進まないので、一緒に交渉に赴いてくれるなど、フォローをお願いしたい。
・被災にあったろう者や手話関係者のために、イベントを開催し、劇などを楽しんで、ストレスを発散してほしいので、開催にあたり協力して欲しい。
・災害の支援活動に関するマニュアルが地域によってまちまちであり、統一されてないので、中央本部から統一したマニュアルを出してほしい。
・ろう者は避難所での生活が非常に困難だった。県と福祉避難所について話し合ったが、障害者によって必要な設備が異なるので、やはり統一したマニュアルが必要。
 
3.被災聴覚障害者の実態調査について(説明)
 
4.中央本部予算「支援金」支給について(説明)
 
5.赤い羽根助成でのイベント開催について(説明)
 
6.日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会事業「被災聴覚障害者支援相談事業」について(説明)
 
7.義援金の配分について(説明)
 
 話し合いの中で、現地本部から、「最近、現地本部の皆が疲れている。現場のニーズが変わりつつある。これまでは、とにかくは生き残るための必要なものが必要だった。今は生活するため、前の暮らしに戻るための支援が必要になってきている。物資支援に関しても、今は各方面から必要な物資が集まっている。そのような中、聴覚障害者団体として、今の私たちにできることは何なのかが問われている。私たちにできる支援とは何なのか、これからの方針も含めて考えなければならない。」という発言があり、中央本部としても、これから何をしなければいけないのか、何ができるのかを真剣に考えていかなければと改めて感じました。
 
 実際に集まって、顔を合わせて話し合うことにより、中央本部として地域が必要としている支援の内容を具体的に把握することができ、また地域本部にとっても中央本部の考え、方針を詳しく理解することができ、お互いに有意義な会議でした。
写真:参加者全員で記念写真
 
以 上
2011/08/03(水)掲載 【 宮城県の被災聴覚障害者に対する心のケアの調査の報告書ができました 】
 
 東日本大震災聴覚障害者救援中央本部(以下、中央本部)医療(メンタル)班は、東日本大震災聴覚障害者救援宮城本部(以下、宮城本部)からの依頼を受け、被災聴覚障害者の今後の中長期的な支援の方途を探るために、メンタル面を中心とした聞き取り調査調査を、宮城本部と協力して、以下の2回にわたって行いました。
 
① 2011年4月22日(金)~25日(月) 現地4日間
② 2011年5月27日(金)~6月7日(火) 現地10日間(休養2日)
 
 このたび、この調査の報告書が完成しましたので、お知らせいいたします。報告書をご覧になりたい方は以下のタイトルをクリックすると、PDFでご覧になれます。
 
1.「東日本大震災被災聴覚障害者心のケア宮城県調査報告書
2.「調査に使用した『フェイスシート兼アセスメントシート』
2011/07/13(水)掲載 6/24~7/11の救援中央本部としての動き
 
(1) 事務総括・物資支援・医療(メンタルケア)・義援金
・日本財団からのミニバンの寄贈の受け入れについて被災3県本部へ検討依頼した結果、宮城本部と福島本部が寄贈を受けることに決定。
・7/1~5に、久松統括、浅井手話通訳担当、岡安職員が岩手本部、宮城本部を訪問して今後の方針を協議。7/4から医療(メンタル)担当矢野氏、小海氏が合流。(福島は後日訪問を計画)
・WFD(世界ろう連盟)評議員会(7月中旬・南アフリカ)での救援活動報告PPT作成
・福島7月10日集会に関する諸処理
・7/13JDF障害者支援本部中間報告会についての諸連絡、調整
・8/7 盛岡において救援中央本部・被災3県救援本部・東北救援本部で合同会議を開催予定。
・赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート事業」助成申請手続き
(緊急物資運搬支援、聴覚障害者支援HP作成、ほっと手話まつり・放射能を知る勉強会)
 
(2)手話通訳等
・引き続き、宮城県からの派遣要請に対して手話通訳、ろうあ者相談員の派遣を調整。
・引き続き、福島県からの派遣要請に対して手話通訳の派遣を調整。
 
(3)構成員、協力団体への情報提供
・救援宮城本部、支援岩手本部からの報告を配信。
 
(4)マスコミ対応他
・岐阜放送
 
以上
2011/06/24(金)
医療・メンタル班

救援中央本部
今回の被災地支援に対し、岩手県の大船渡市から礼状(PDF形式)をいただきました。
2011/06/24(金)12:38
(社)埼玉県聴覚障害者協会
↓(メール)
救援中央本部
6月19日 旧草加市立花栗小学校にて、避難者が楽しむためのふるさとつながり交流会でろう者が落語や公演を披露しました。(草加市聴覚障害者協会より情報提供)
写真:交流会の様子
2011/06/12 全国大会で義援金コーナーに大勢の人が集まる
 
 6/12の全国大会式典には全国から約2,200人が集まり、昼休みはロビーはすごい人だかりでした。
 その中でも義援金コーナーに張り出された被災3県の報告には皆関心が高く、多くの人たちが入れ替わり見ていました。
 その脇のもうけられた応援メッセージコーナーには、多くの方がメッセージを寄せてくださり、すぐに書くスペースがなくなり、予備しておいた紙を貼り出すほどでした。
 また、会場内を義援金ボックスをもってまわりましたが、多くの人が義援金を入れてくださいました。
(写真:報告を見る参加者たちメッセージを書く参加者早瀨さんも協力
 
 皆様の熱い応援の気持ちに私たち一同感激した一日でした。
 ありがとうございました。
 
 以下に、被災3県が作って持ってきてくださった、状況報告とお礼の紙の写真を載せます。
(写真:岩手状況1岩手状況2宮城状況1宮城状況2福島状況1福島状況2
2011/06/11 全国大会メイン会場ロビーに義援金コーナーを設置
 
 全国大会の式典が行われる、大ホールのロビーに義援金コーナーが設置され、被災3県が一生懸命作って持ってきた被災状況とお礼のメッセージが張り出されました。
写真:大会義援金コーナー
 
 その脇には、被災3県への応援メッセージを書き込むコーナーも設置され、さっそく書き込む人もいました。
写真:メッセージを書く参加者
2011/06/11 東北6県協会役員と中央本部の懇談行われる
 
 全国評議員会1日目の10日の夜、救援中央本部と被災3県を含む東北6県の協会の役員が集まり、情報交換と今後の東北6県としての取り組みについて意見交換を行いました。
 この懇談会には、太田福祉対策部長、松本手話通訳対策部長、中橋労働対策部長も出席しました。
 今後、東北6県でまとまって支援を進めていくことと、7月上旬に福祉対策部長、手話通訳対策部長、労働対策部長を現地に派遣することを確認しました。
 震災後、東北6県の協会が一堂に集まる機会がなかったこともあり、なかなか東北6県全体としてまとまっての支援の取り組みができないでいましたが、これを機に東北6県の対策本部が人るにまとまって強力な支援を進めていくことが期待されます。
写真:あいさつする東北ブロック副理事長工藤氏
2011/06/07 医療・メンタル班(班長:稲川)からの報告
 
・4月22日~25日
 宮城県アセスメント調査第1回目実施
 5グループ(日本聴覚障害SW協会・医聴ネットの協力を得て調査員13名派遣)で
 宮城県内各地の被災者を訪問し面接調査を行う。
 面接者57名。
 
・5月27日~6月7日
 宮城県アセスメント調査第2回目実施
 ろうあ者相談員・医聴ネットの協力を得て調査員10名派遣
 面接者64名。
2011/05 5月中の救援中央本部としての主な動き
 
(1) 事務総括・物資支援・医療(メンタルケア)・義援金
・5/2~5の日程で石野本部長、中村事務副総括、手話通訳が現地視察。
・5/6夜、連盟本部事務所で、で4月18~22日宮城での行動のまとめの打合せを実施。
・5/8、仙台で救援宮城本部と医療・メンタル班で「アセスメント結果報告と今後の対応策について」の会議を実施(矢野・小海出席)
・5/11 午後、民放連会長と会談し、ニュースへの手話、字幕の付与を要望。
・5/12 15:30~17:30、3県本部と救援中央本部各担当で情報、意見交換を実施。
・5/12 18:30~21:00、第2回救援中央本部会議を実施。
・5/23夜、事務総括、事務副総括、ろう者支援担当で今後の方針を協議。
・5/25義援金担当で全国大会での義援金募集活動を中心に今後の方針を協議。
・5/27~6/7、医療(メンタルケア)チーム(7人)で2回目のアセスメント調査実施。
・5/28~29、支援岩手本部への自転車1台、大人三輪自転車1台、水の物資支援、宮城本部との支援の調整のため、吉原物資支援担当を岩手、宮城に派遣。
・6/7に各担当責任者で中央本部の今後の方針を協議予定。
・義援金配分委員会の設置に向け、調整中。
・東日本大震災聴覚障害者救援中央本部「義援金ニュース」第1・2号発行
 
(2)手話通訳等
・福島県、宮城県からの派遣要請に対して手話通訳、ろうあ者相談員の派遣を調整。
 
(3)構成員、協力団体への情報提供
・厚生労働省の4/27付のプレスリリース「ゴールデンウィーク期間中もハローワークを開庁します。」を岩手、宮城、福島の本部へ情報提供。
・5/3に救援宮城本部から宮城県に提出した要望文書の写しを配信。
・厚生労働省から3県障害保健福祉部に対し、「視聴覚障害者等への避難所等における情報・コミュニケーション支援に関する手話通訳者等の派遣について」の文書を送付したことの情報を提供。
・川田参議院議員事務所から提供された、18日の参議院災害特別委員会での川田議員の災害時の聴覚障害者等への対応に関する質疑応答の議事録速報(一部)を配信。
・CS障害者放送統一機構から被災地3現地へのアイ・ドラゴンⅢ10台寄贈の申し出について、3現地救援本部、CS障害者放送統一機構と設置場所、工事について調整。
・支援岩手本部、救援宮城本部、救援福島県本部からの報告を配信。
・全社協「東日本大震災福祉対策本部ニュース」を配信。
・日本財団広報チーム発行の震災ニュースを配信。
 
(4)マスコミ対応他
・時事通信社 タノ氏
・毎日新聞社 スダ氏
・共同通信社 スズキ氏
・NHK 名古屋放送局
・NHK 仙台放送局 スガ氏
・毎日新聞 水戸支局 杣谷(ソマタニ)氏
・北海道新聞社
・東日本大震災聴覚障害者救援中央本部「救援ニュース」第3・4号発行
2011/05/02~05 5/2~5、石野本部長らが東北3県の救援本部、被災地を訪問し、被災者を激励
 
5/2~5、石野本部長、中村事務副総括、杉石職員が東北3県の救援本部を訪問し、現地を視察し、現地本部の方々や被災された方々を激励してきました。その報告を簡単にまとめたものを以下に掲載します。
 
【経過報告】
 
5/2 (月)

5/3 (火・祝)

  • 9時
    宮城県庁を訪問し、保健福祉部障害福祉課課長補佐に①情報提供施設設立②手話通訳者設置③ろうあ者相談員派遣要請についての要望をまとめた県知事あて要望書を渡し、懇談。(詳しくは「5/3、救援宮城本部から宮城県に対し要望書を提出」へ。)
  • 午後
    岩沼地域避難所(岩沼市総合体育館)を訪問。一組の聴覚障害者夫婦がおり、家は全壊し、5月9日には仮設住宅へ移動する予定とのこと。(【写真3】避難所(岩沼市総合体育館)を訪問
  • 14時
    午後,体育館近くの福祉施設の広場で行われた岩沼地域のろう者の集会に参加。会場が取れないので屋外での集会となったとのこと。
    天候もよく約50人が集まり,石野本部長のあいさつ、連絡事項等の情報伝達、物資配布を行う。全員久しぶりの会合らしく
    こうして集まるのは震災後初めてで、お互いに安否確認をしたり、震災の時の話をしたり、サロン的な雰囲気のなかで、話ができることを喜んでおり、まさに手話の花が満開。(【写真4】「がんばるぞー!」岩沼地域50人弱集まる
  • 17時
    宮城障害者福祉センター所長に挨拶。
  • 17時半
    救援宮城本部のミーティングに参加し、活動支援金、本部事務所寄せ書き贈呈。(【写真5】宮城本部へ活動支援金贈呈

5/4 (水・祝)

  • 午前
    女川を視察。
  • 10時
    石巻市蛇田運動総合公園での石巻地域のろう者の集会に参加。ここでも,会場確保ができず屋外での集会。参加者約30人。石野本部長のあいさつ、連絡事項等の情報伝達、物資配布を行った後、参加者の話をいろいろ聞く。(【写真6】「まけないぞー!!」石巻地域30人集まる
  • 14時
    JDFみやぎ支援センターを訪問し、責任者株木氏、事務局長須貝氏に挨拶し、活動支援金を贈呈。

5/5 (木・祝)

【所感】

  • 震災発生当初のころは食料に対する要望が多かったのが、最近は生活用品に対する要望が増え、物資のニーズが変わってきている。
  • 3県とも地域本部は休む暇もなく頑張っており、大変疲れています。特に中央本部から常に声掛けをして、地域本部の支援をしていく必要がある。
  • 集会への参加者からは「遠いとことからありがとう。」などと,逆にねぎらわれ、理事長の訪問は被災者を元気づけた。
  • 心のケアは専門家だけではなく、地域のろう者・関係者が定期的に集まるサロン的な集会でお互いに支えあう場所を提供することも大切と感じた。
  • メールや電話通訳等での情報交換より,実際に顔を合わせての意見交換と今後の支援活動の共通認識を持つことが必要と感じた。
2011/04/11 (月) 4月11日(月)14時46分、全日本ろうあ連盟では被災で亡くなった方々のご冥福をお祈りし、久松事務局長をはじめ、来所していた小中副理事長、長谷川理事と共に本部事務所内(東京)で黙とうを行いました。→写真
2011/04/07 (木) (1) 物資支援
・4月中旬に物資の運送ができる見通しがついたので、急遽6日に、野菜ジュース、ビタミン剤、トイレットペーパー、サランラップ、アルミホイル、消臭剤(噴霧タイプ)、ジェルタイプ消毒石鹸、除菌ウエットティッシュ、うがい薬等、被災地から要望のあった物資の寄付受付を始め、短期間にもかかわらず、全国各地から多くの寄付をいただいた。
・また、会員の尽力により、知人を通して自転車20台の寄付をいただいた。
・これらの物資を日本財団の運送車も含めて次の通り3台の車両で運送する予定。
①号車:4月10日~15日(宮城・岩手)
②号車:4月8日~11日(宮城)
③号車(日本財団):4月8日、4月11日(宮城)・・・自転車を運送
・①号車は帰京の途中に福島にも立ち寄って、物資拠点について相談する予定。
 
(2)医療(メンタルケア)
・以下のスケジュールで宮城での支援活動を開始する予定。
4/9~4/18 2名
(ろう者:(社会福祉士・介護支援専門員・相談支援専門員:生活支援)・手話通訳者)
4/15~4/18 2名
(医療(メンタル)担当・ろう者:(社会福祉士・相談支援専門員:就労支援))
・福島、岩手に対する支援の方法についても現地本部と連絡を取りながら協議をすすめている。
 
(3)構成員、協力団体への情報提供
・厚生労働省から届いた、「生活支援ニュース(報道発表資料)」を配信。
 
(4)マスコミ対応
・読売新聞
2011/04/05 (火) <小出事務副総括の報告より>
・福島協会によって今後の方針について相談したのち、夕方帰京。
・本部事務所にて事務総括へ報告と協議。
2011/04/04 (月) <小出事務副総括の報告より>
・東日本大震災聴覚障がい者支援宮城本部の事務所に行き、状況調査。
 ⇒
◎現在は、避難所の訪問をしているが、今後は自宅を訪問し、心のケアをしていく必要がある。
◎被害が大きかった沿岸部の市役所を訪問し、手話通訳者の設置の必要性を説明し、2市で手話通訳者を設置。
◎手話通訳者については、宮城だけでは調整できないため、全国各地に派遣を依頼。
◎全ての市町村に手話通訳者を配置し、支援体制を強化したい。
◎今後は心のケアなど精神的な援助が重要になる。
・埼玉から石巻市に派遣されて来た手話通訳者とともに石巻市役所に行き、今まで担当していた秋田県と石川県の手話通訳者から話を聞く。
 ⇒
◎今は、避難所の訪問をしているが、これからは戸別訪問と心のケアが重要だと宮城の対策本部と同じことを訴えられる。
2011/04/03 (日) <小出事務副総括の報告より>
・東日本大震災聴覚障がい者支援岩手本部発足会議に参加。県立視聴覚障害者情報センターに関係7団体が集まり、本部の立ち上げから、組織体制、現状報告と今後の課題について話し合う。
・救援本部の事務所に運んできたファックスやパソコンなどを設置。
2011/04/02 (土) <小出事務副総括の報告より>
・4月2日から5日の予定で、岩手県救援本部立ち上げ会議の参加や福島の救援本部との相談をするため、のと手話通訳がワゴン車にパソコン、プリンターなどの物資を積んで出発。
・岩手の盛岡に夜8時無事到着。
2011/03/24 (木) ・京都事務所にて情報・広報担当の打合せが行われ、業務分掌の確認、作業方法、今後の方針について話し合う。
・事務総括は本日午後、岩手ろうあ協会はじめ関係者と支援について協議。
・事務副総括は内閣官房震災ボランティア連携室に出向き、情報交換。
========================
3月24日 (木) 14:45 総括補佐の報告より

23日(水)の宮城県ろうあ協会との協議の結果、手話通訳の派遣と自動車(ワゴン車)の調達要望があり、日本財団のご厚意によりワゴン車の提供をいただけることになる。
現在早期実施に向けて作業中。

2011/03/17 (木) ・災害伝言版、聴覚障害者のための支援のお願い用災害マニュアル等をHPにアップ
・18日の救援中央本部第1回会議資料の準備と実務体制を決定
2011/03/16 (水) ・事務総括Gにて、今後のスケジュールを確認
2011/03/15 (火) 22:28 緊急地震速報あり、静岡県東部で震度6強を観測。→特に大きな被害はなく、会員は全員、無事である。

・内部会議にて、対策中央本部会議の開催を決定(18日13時~17時)、職員業務分担の確認

2011/03/14 (月) ・事務局長、厚生労働省へ出向き、国の動向を確認。手話通訳とろうあ者相談員の公的派遣を要望
・被災地のろうあ協会の情報を公開
・内部会議開催にて、11日被災後から13日までの動きを確認
2011/03/13 (日) ・内閣府・厚生労働省と首相官邸での記者会見への手話通訳手配について協議。→正午:加盟団体に周知
・日本手話通訳士協会、全国手話通訳問題研究会、全国聴覚障害者情報提供施設連絡協議会と情報共有、協力体制の確認
・宮城県・岩手県・茨城県のろうあ協会関係者より電話連絡があり、状況の確認ができるようになった。
・福島県のろうあ協会関係者と連絡が取れる(メール)
・経済産業省、気象庁の発表に手話通訳、字幕を付けることを要望→【継続中】
・東京電力が計画停電、原発に関する記者発表を行う情報を入手、手話通訳要望の交渉を行う→記者会見20分前に派遣決定
・中央対策本部のHPを開設、日聴紙編集部で同時にツイッター、ブログも開設。その後、携帯版のHPを開設
・関東ろう連盟の理事を交えて今後の対応を協議→連盟と方針を確認
2011/03/12 (土) 03:59 信越地方で強い地震が発生。

13:43 長野協会に安否確認

・連盟理事会を救援中央本部会議に替え、連盟としての対応方針を確認、現時点で寄せられた情報の整理
→義援金受付の決定、災害専用HP作成の決定
・厚生労働省から全国の障害保健福祉部へ地震時の障害者への対応に関する資料が送信される
・NHKへ地震報道について聴覚障害者への情報保障について緊急要望を提出
・この日1日被災地関係者及びろうあ協会に連絡を入れ続けるが、全く通じない
・3/12-13にて開催予定であった全日本ろうあ連盟第4回理事会を中止し、13日より被災地対策に集中することを決定

2011/03/11 (金) 14:56 地震発生→事務所から一時避難。余震が収まったのち事務所に戻る。発生当時、役員は理事会等のため不在。

16:00 本部事務所からの電話発信はできないが着信が可能になる。青森協会より連絡が入る。

17:58 加盟団体へメールにて本部被害状況の第一報

19:00 石野理事長・久松事務局長、霞が関より歩いて3時間かけて本部事務所に到着。対策中央本部設立に向け協議。

20:47 加盟団体にメール・FAXで各県に被害状況の確認を依頼し返信が寄せられ始める(この時点では被災地との連絡がつかず)。

 
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