下記要望書を提出しました。
連本第200438号
2021年1月4日
日本放送協会
会長 前田晃伸 様
東京都新宿区山吹町130 SK ビル8F
電話03-3268-8847・Fax.03-3267-3445
一般財団法人全日本ろうあ連盟
理事長 石野 富志三郎
新型コロナウイルス感染症に関する大臣等の記者会見の放送について
(お願い)
時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
日頃より、私どもきこえない・きこえにくい人への福祉向上にご理解ご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、新型コロナウイルスの感染拡大が終息を見ない中で、政府関係者による記者会見が連日行われています。
2020年12月22日付で、当連盟より内閣府に対して、大臣の記者会見における手話通訳者の配置について要望を行い、早速12月23日の西村大臣の記者会見より手話通訳者が配置されました。
放送局におかれましても、官邸以外の各所の記者会見に手話通訳者がいる場合、手話通訳を入れた画面構成にして頂くか、手話ワイプを入れる方法で、手話通訳者からの情報入手ができるようお願いします。
記
- 特に多い事例として、話者のすぐ隣に手話通訳者が配置されていても、モニターに投影される資料の説明の時に手話通訳者が映らなかったり、話者のズームアップ時に手話通訳者が欠落するなどの画面構成上の問題が多々見受けられます。これでは、きこえない・きこえにくい人に手話通訳者からの情報が入りません。
手話通訳者が常時映るようお願いいたします。
(ご参考)・東京都知事記者会見の画面構成
https://tokyodouga.jp/oqycnboihla.html
・外国(韓国)での手話通訳付き報道の事例
https://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&Seq_Code=76582
以 上
参 考
https://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&Seq_Code=76582
KBS、メインニュースで手話通訳提供へ 国会審議中継でも導入か
Write: 2020-08-11 09:03:17
KBSが9月からメインニュースで手話通訳を提供すると発表し、障害者人権団体からは歓迎するコメントが寄せられています。
KBSは10日、9月からメインニュースの「ニュース9」で手話通訳を提供すると明らかにしました。これに対して、障害者人権団体の「障害の壁を崩す人たち」は同じ日に論評を発表し、「KBSの決定を歓迎し、MBC、SBSも国家人権委員会の勧告を検討し、前向きな立場を示すことを期待する」と歓迎の意を表するとともに、ほかの地上波放送局にも手話通訳の提供を呼びかけました。
この団体は去年、国家人権委員会に「地上波放送のメインニュースで手話通訳を提供すべきだ」とする陳情を行い、これを受けて国家人権委員会はことし4月、地上波放送局に手話通訳を導入するよう勧告しました。
一方、野党「正義党」の張恵英(チャン・ヘヨン)議員は10日、障害者が国会の会議を傍聴できるように国会議事中継に手話通訳や字幕、画面解説などを義務付ける内容の国会法改正案を発議しました。
張議員は、「正当な利便性の提供を義務付けることで、障害者の情報アクセス権や国会傍聴権を改善していく」と語っています。
国会はこの日、張議員の記者会見に手話通訳を配置し、今後、特別な事情がない限り、すべての記者会見に手話通訳を配置する方針だと明らかにしました。
東京都知事記者会見 東京都のサイト「東京動画」の画面構成(ワイプ)