記念碑建立経過報告



記念碑建立経過報告

「連盟創立70周年記念事業」準備委員会

 全日本ろうあ連盟は2017(平成29)年に創立70周年を迎えるにあたり、2012(平成24)年10月19日に、創立70周年記念事業の内容を協議するために準備委員会を立ち上げ、「記念誌」発行、「記念映画」製作、「記念大会」開催に、2011(平成23)年の評議員会で複数のブロックより提案された「連盟発祥の地記念碑」建立を加えることを協議しました。そして、2013(平成25)年2月7日の第2回「連盟創立70周年記念事業」準備委員会を開催し、記念事業に、連盟結成の地「記念碑」建立事業を加えることを決定しました。

 記念碑を建立する目的は、群馬県伊香保温泉「木暮旅館別館」が連盟結成の地であること、また当連盟が創立以来、永年にわたってろう者の地位・福祉向上に努めてきたこと、そして今後も私たちや次世代のろう者が、その取り組みを継承していくことを宣言することを後世に伝えるためです。

 準備委員会では、記念碑を伊香保に建立する可能性を検討するため、2013(平成25)年10月、2014(平成26)年2、3月の3回にわたって、群馬県聴覚障害者協会の協力を得て、現地調査を行ないました。

 群馬県渋川市、ホテル木暮との協議を重ねる中、建立の見通しがついたので、当初予定していた2017年度の建立より2年早めて、2015年度に全国ろうあ者大会を群馬県で開催するのに合わせて、記念碑を建立する運びになりました。

 2014(平成26)年6月、長野県で開催された第2回(通算第65回)評議員会にて、議案「記念碑」建立の承認を求める件と「記念碑」建立に係る寄付活動の承認を求める件が全会一致で承認されました。

 同年8月、「記念碑」デザインコンペの募集を開始しました。

 同年10月、47都道府県協会に「記念碑」建立ご寄付のお願いの依頼文書とチラシを配布し、広く呼びかけを開始しました。結果、全国から当初予定した額をはるかに上回るご寄付を頂きました。

 2015(平成27)年1月、「記念碑」デザインコンペの審査の結果、入賞は、国立大学法人筑波技術大学総合デザイン学科の学生、町田陽伽・日影舘美樹・小國雅治の3人が制作した作品に決定しました。

 同年4月から、石材店にて記念碑建立地の基礎工事、記念碑の製作を開始、6月4日に完成して、連盟への引き渡しが行われました。

 同年6月11日、記念碑の除幕式がホテル木暮にて盛大に行われました。全国各地から、100名位の参加者が集い、盛大に除幕式式典がおこなわれました。


2つの除幕式の様子