★御礼★第24回夏季デフリンピックを応援いただいた皆さまへ

 この度、第24回夏季デフリンピック(2022 カシアスドスル)に参加した日本選手団に対し、ご支援とご声援をいただき、心からお礼申し上げます。
 日本代表選手たちは、日ごろのコロナ禍による多くの活動の制限にも負けず、金12、銀8、銅10の計30個と過去最高のメダル数を獲得しました。
 これは選手一人ひとりの日々の練習の集大成であるとともに、それを支えてくださった多くの方々のご支援、そして競技団体による努力の賜物です。改めて皆様にお礼を申し上げます。
 一方で、大会前に新型コロナウイルス感染症対策を講じ、大会期間中もできる限り他者との接触を防ぐ等、努力をして参りましたが、日本選手団149名のうち、最終的に陽性判定を受けたものは23名に上りました。
 日本選手団本部は選手たちの命と健康を守ることや、そして開催地のカシアス・ド・スル市民や他国の選手へのさらなる感染拡大を防ぐため、各競技団体の代表者たちへ説明と意見交換を重ねた上で、5月11日(水)以降の全競技を出場辞退することを決断しました。
 このデフリンピックのために5年間、練習を積み重ねてきたのにも関わらず、試合をすることなく帰国する選手もおられることに大変心苦しく思うと共に、選手たちへ応援をいただいた皆様にこのような報告をしなければならないことを大変申し訳なく思っています。

 選手団のうち、陰性であった選手やスタッフは順次帰国しましたが、現時点での陽性反応者及び出国前PCR検査での陽性者は引き続き、日本選手団メディカルチームや現地の病院の指示に従い、指定期間待機の後に帰国する予定です。
 日本選手団本部は、陽性者20名及び支援者7名全員が今月中に帰国できるよう、サポートを続けて参ります。

 また、日本選手団の新型コロナウイルス感染対策や陽性者への支援等にも快く応えてくださったLAGHETTO VIVERONE ESTACAOホテルの皆様や、毎日、日本選手の味覚に合わせて工夫してくださったレストランの皆様、コロナ対策のために特別に輸送の手配やホテルとの調整を担っていただいた株式会社グロリアツアーズの皆様、多くの陽性者や体調不良者のサポートをはじめ、陽性者の更なる拡大を防ぐために昼夜献身的に取り組まれたメディカルチーム、そしてメディカルチームを派遣してくださった順天堂大学の皆様、現地の医療体制の構築や陽性者の帰国へのご支援をいただいているポルトアレグレ領事事務所所長の横山卓司様、毎日のように早朝からPCR検査をしてくださったHospital Tacchini病院の皆様、ポルトアレグレで医療支援をしていただいている現地の森口医師及び由美夫人、陽性者たちへ手作りの日本食を毎日のように届けていただいた南日伯援護協会の皆様にこの場を借りて改めて感謝を申し上げます。

第24回夏季デフリンピック競技大会日本選手団

団長 嶋本 恭規