第24回夏季デフリンピック競技大会日本代表選手団 一部報道についての説明と取材自粛のお願いについて



連本第220084号
2022年5月17日

報道(新聞社、テレビ局等)関係者の皆さまへ

一般財団法人全日本ろうあ連盟
常任理事・事務局長 久松 三二
(公印省略)

第24回夏季デフリンピック競技大会日本代表選手団
一部報道についての説明と取材自粛のお願いについて

 本日、あるテレビ局から標記大会の出場辞退について報道があり、その内容を確認したところ、出場を辞退せざるを得なかった選手たちの声を紹介し、現地日本選手団本部の対応に問題があった、出場辞退となった選手の気持ちを無視している、そしてあるテレビ局からの標記の質問に当連盟は回答していないというものでした。
 現地の日本選手団本部はすべての競技団体に丁寧に説明を繰り返しており、最善の努力をしております。しかし何日も時間をかけて決断できない状況にいると、感染者がさらに増える恐れがあり、最悪の事態を避けるためにもメディカルチームと協議したうえで残りの競技の参加中止を断腸の思いで決めました。
 現地の日本選手団本部は、今、やるべきことは日本選手団特設サイトでお知らせしたように、競技参加を中断した後も増え続ける感染者の方々を全力でサポートすることです。特にメディカルチームは献身的に働いてくださいました。そのような状況でありますので、あるテレビ局のご質問に回答する時間がつくれないということであり、その旨テレビ局にお伝えしましたが、残念ながらご理解いただけなかったようです。また、昨日(16日)当連盟ホームページにて、報道関係者の皆様に取材自粛のお願いを掲載いたしました。実際に、取材を自粛いただいた報道関係者もいました。
 現在、第24回夏季デフリンピックは5月15日(日)(現地ブラジル時間)で閉幕となり、感染のないことが証明された日本代表選手団のメンバーから徐々に帰国の途についているところです。残念ながら帰国できない感染者がまだいます。現地の医療関係者にサポートをお願いして、日本代表選手団の皆様を安全に日本に帰す努力をしているところです。
 試合に出場できず苦しい思いを胸にし帰国をする方、感染によりブラジル現地で療養なさっている方など様々な方がおります。帰国後のケアが必要ですので、報道関係者の皆様におかれましては、この出場辞退のみ取り扱うことのないよう、命や健康を守ることの大切さを強く意識していただきたくお願いします。
 また、日本代表選手団のメンバーの帰国時に、空港での取材を行うことは自粛くださいますよう今一度、お願い申し上げます。

日本選手団公式HP:https://www.jfd.or.jp/sc/brazil2021/
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以 上