西日本豪雨:岡山現地視察報告
聴覚障害者災害救援中央本部では、広島、愛媛に続き岡山県岡山市東区と倉敷市真備町を視察するために、石橋大吾(連盟)、米野規子(全通研)、加藤伸一郎(士協会)を2018年8月12日(日)に派遣しました。
岡山県では被災を受けたろう者宅1軒を訪問し、ニュースでよく取り上げられていた倉敷市真備町の様子を視察しました。以下、被災現地の状況です。
①岡山市東区東平島

浸水した高さ(ボイラーも使えなくなりました)

被災ろう者宅の倉庫
手の位置まで浸水しました。

7月7日の朝(ろう者散髪店の様子)

(ろう者宅から撮った様子)

浸水した散髪店の様子

水が引いた後の散髪店の様子


被災ろう者との面談、被害の状況を生々しく説明してくれました。(青い矢印は浸水した高さ)
自宅は店舗より高い位置だったため被害は少なく済みました。
自宅は店舗より高い位置だったため被害は少なく済みました。

砂川の様子(ろう者宅から1km位先)

決壊箇所
②倉敷市真備町

岡山県聴覚障害者福祉協会顧問の佐古信五県議会議員(左から2人目)より真備町の被災状況の説明をお聞きしました。


浸水により、大爆発した後の朝日アルミ工場の様子


朝日アルミ工場の爆発の影響を受けた付近の住宅や工場の様子


テレビでも放映された、まび記念病院、現在は仮設診療所を設けて診療中。


真備町の様子(あちこち瓦礫の山) 1階部分がほぼ浸水したため住めない状況


真備町の様子(あちこち瓦礫の山)


決壊した小田川の様子(復旧工事中)
③岡山県聴覚障害者災害救援本部との懇談

被災状況、支援体制、今後について協議しています

中央本部から岡山災害対策本部に初動支援金を渡しました。
岡山県聴覚障害者福祉協会中西厚美会長(左から3人目)
現地視察後、きらめきプラザで、岡山県災害対策本部と懇談を行いました。岡山県内の被災状況や支援体制、課題について伺い、今後必要な支援や取り組みについて確認を行いました。
浸水、道路冠水で多数の被害、避難所への避難、総社で工場の爆発による家屋の被害などを受けた方々がいましたが、ろう者、手話関係者は現時点で全員無事でした。
岡山県内は今まで災害を被った経験がほとんどなく、防災意識が低かったとのことです。今回の教訓を生かして取り組んで行きたいとのことでした。
被害を受けたろう者及び手話関係者等への支援活動を円滑に進めるためにも「聴覚障害者災害救援基金」へ皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
※西日本豪雨の被害状況について
※西日本豪雨について 聴覚障害者災害救援中央本部委員長 石野富志三郎よりご挨拶
※聴覚障害者災害救援中央本部の活動へ