← eNews 一覧に戻る
全日本ろうあ連盟スポーツ委員会による和訳(2009/03/04 掲載)

ICSD eNews 和訳版 2009年02月号

  (ICSDウェブサイトの原文)

目次(一部)

スポーツ・ディレクターからの報告

世界中の選手とスポーツファンの皆様にとって、幸せで実り多い2009年でありますように。

2009年は、全てのスポーツファンにとって特別な年となるでしょう。2009年9月5日から15日まで、中国台北で夏季デフリンピックが開催されます。これは、全ての選手たちと、熱狂的スポーツファンにとって、最大のイベントとなるでしょう。

このデフリンピックの開催前に、期待の膨らむウィンター・スポーツの大会が一つあります:2009年4月10日から18日まで、カナダのウィニペグで開催さる、カーリングとアイスホッケーの世界ろう者選手権大会です。

すべてのICSDの技術委員たちは、夏季デフリンピックでの素晴らしい挑戦の数々を心待ちにしています。もちろん、2009年台北組織委員会(OC)との完全なる協力なしでは、台北夏季デフリンピックの成功はありえません。

2009年台北デフリンピック組織委員会との活動には、様々な困難がありました。まずいろいろの違った言語があり、さらにICSDの技術委員たちはもちろんのこと、組織委員会(OC)の職員のほとんどがボランティアで働いていることも大変です。しかしながら、ティファニー・グランフォースとウェイン・ランベイン(Wayne Langbein)という2人の正職員が大会の成功に向けて、最大限の努力をしてくれています。2人は、通常、デフリンピック担当でありますが、2008年10月に準備が始まったため、予定が延びないよう全力で組織委員会の手助けをしなくてはなりません。我々は、近々、何人かの新しい正職員が組織委員会で仕事を始めるのを心待ちにしている状態です。

2009年夏季デフリンピックへの参加選手の多さは、喜ばしいサプライズでした。実に多くの事前回答を頂きました。

これは事前登録者数であり、最終的な公式登録者数は2009年8月1日に集計されます。ご覧になって分かるように、参加者数はけたたましく増えました。この数に対して、2度数えている人もいるのではと疑う人もいます。

1つの例:

1人の選手(陸上競技)が4つの競技(100m, 200m, 4x100m、走り幅跳び)に参加する場合:この場合は、4つの競技に延べ4人の選手が参加すると数えるのではなく、あくまでも1人の登録選手が4つの競技に参加するという数え方をしています。

2005年メルボルン夏季デフリンピックの最終登録者数と比較してください:
2009年1月17,18日の両日、スイスのチューリッヒで、シブ・フォスハン、ティファニー・グランフォースと私は、ラース・メイワーム博士、ステファン・バーク博士、クリスチャン・ハエフェレ博士と共に、ICSDアンチ・ドーピング委員会会議を開催しました。我々のアンチ・ドーピング規定の基準を改善したいと考えています。議題は以下のようになっています。
  1. 台北夏季デフリンピックと2009年9月台湾へのTUE申請の効率的処理方法に関する様々な情報の提示
  2. アンチ・ドーピング規定の見直し
  3. 各国のろう者スポーツ協会による、アンチ・ドーピングに関する取り組みの調査
  4. 今後のICSDのための優れたアンチ・ドーピングの実施
この会議の結果、ICSDアンチ・ドーピング・プログラムを成功させるためには、相当多くの人数を確保して実施に当たらなければならないことに気付きました。一生懸命取り組んでいかなければいけません。

先週、全ての団体競技の技術委員に覚書を送りました。この覚書の中で、すでに夏季デフリンピックへの参加表明した全ての国に、正式参加の再確認をするように、技術委員へ頼みました。

この覚書は、金融経済破綻などから、夏季デフリンピックの開催予定を守る役割を果たします。すでに参加表明をした参加者への情報ですが、2009年台北夏季デフリンピックを辞退することは問題なく可能です。しかしながら、団体競技から辞退したい国は、罰金として$2500の支払い義務が生じます。ICSD事務所への通知が滞っている場合も、罰金を支払っていただきます。

皆様の幸運と成功を祈っています。それに加え、皆様と台北で再会できること、そして初参加の皆様ともお会いできることを楽しみにしています!

ジョセフ・ウィルマーディンガー
ICSDスポーツディレクター