第19回冬季デフリンピック 日本選手団編成にかかる指針
(全日本ろうあ連盟デフリンピック派遣委員会 2019年3月10日策定)
第19回冬季デフリンピック競技大会に
(1)高水準の競技に適切な準備ができている競技者を派遣し、
(2)競技者が持てる能力を出し切れる環境を整えて「ロシア2015」以上の好成績をおさめるために、
全日本ろうあ連盟デフリンピック派遣委員会は日本選手団編成にかかる指針をここに策定し、全日本ろうあ連盟2018年度第4回理事会承認後の2019年3月10日をもって発表されるほか、文科省および厚労省、日本パラリンピック委員会にあらためて報告されるほか、国民広く公開されるものである。
各競技団体はこの指針をもとに冬季デフリンピックでメダルを競えるための選手強化およびチーム編成準備を行う。
代表選手推薦の手順(予定)
・2019年4月 競技団体より推薦選手リスト提出
・2019年7月 全日本ろうあ連盟デフリンピック派遣委員会にて代表候補選手団員内定
・2019年9月 全日本ろうあ連盟デフリンピック派遣委員会(臨時)にて代表選手団員決定
・2019年10月 最終エントリー
代表選手推薦基準について
高水準の競技に対応する準備ができていて、メダルの可能性がある競技者のみを「冬季デフリンピック2019」に日本代表として派遣するために、各競技団体は次に示す推薦基準に基づいて選手の推薦を行う。スタッフについては基準を特に設けないが、各々の役割において専門性を有していることが求められる。
各競技団体は推薦する選手・スタッフがデフリンピックの精神を認識し、かつデフリンピック大会規則及び該当競技規則と世界アンチ・ドーピング規定について理解しており、日本選手団員として責任ある行動をとることを保証しなければならない。
◎ICSD規約によりデフリンピックに参加する聴覚障害を持つ選手団員はICSDの会員でなければならない。新しく参加する選手は2018・2019年度において全日本ろうあ連盟会員でなければならない。
前大会(ロシア2015)出場選手は、2016・2017・2018・2019年度において会員でなければならない。(尚、推薦基準をクリアした選手の年齢が高校生でも会員登録は必須とする)
◎全日本ろうあ連盟が主催するろうあ者冬季体育大会への出場を原則として義務とする。
《推薦基準》
※アルペンスキー競技
(1)2017年開催の世界選手権大会でベスト8の成績をおさめること
(2)FIS・SAJ公認等の公認大会、ジャパンパラリンピック等の公認大会で好成績をおさめること
●上記のいずれかを満たすこと
(上記公認大会に強化選手が複数出場して各選手の成績を比較できるようにする)
※アルペンスノーボード競技
(1)2017年開催の世界選手権大会でベスト8の成績をおさめること
(2)FIS・SAJ公認等の公認大会で好成績をおさめること
●上記のいずれかを満たすこと
(上記公認大会に強化選手が複数出場して各選手の成績を比較できるようにする)
※ハーフパイプ競技
開催国の事情により開催無し。
※スノーボードクロス競技
(1)SAJ公認等の公認大会で好成績をおさめること
(上記公認大会に強化選手が複数出場して各選手の成績を比較できるようにする)
※クロスカントリースキー競技
今回は派遣なし。
※カーリング競技
(1)2018年度中に国内で大会もしくは競技会を実施すること。チーム総数は原則4チーム以上が望ましい。
(2)2017年の世界選手権大会でベスト8の成績をおさめること
(3)JSA(社団法人日本カーリング協会)等の公認大会で好成績をおさめること
●上記のいずれかを満たすこと
※スロープスタイル競技
(1)JSBA(日本スノーボード協会)等の公認大会で好成績をおさめること
(上記公認大会に強化選手が複数出場して各選手の成績を比較できるようにする)
※アイスホッケー競技
今回は派遣なし。