京都府山科区での防災訓練に初の手話通訳派遣!



ろう者の命を公的に守ろう!
耳の日に、山科区での防災訓練に初の手話通訳派遣!

 3月3日(日)、小野小学校で9時半から山科区役所主催による「山科区総合防災訓練」が実施され、小野学区在住の住民を中心にした約150人が集いました。体育館やグラウンドで避難所運営や消化器使用の訓練や講演、起震車による地震体験などが進められました。
 従来、このような訓練は、みみずくのボランティアによる手話通訳の協力を得てきました。しかし、「身近なみみずくの協力も必要だが、ろう者の命は公的に守られることが肝要。とりわけ、このような命に関わる大事な訓練には、公的な情報保障が必要!」と考えた山科支部の井谷武司事務局長は、区役所に対し、訓練における手話通訳派遣を求めました。日頃から区役所や消防署、社協などに対して情報保障の大切さを粘り強く訴えてきたことがここにきて功を奏し、公的な情報保障が実現されたのです。
 当日は7人のろう者が手話通訳者とみみずくのメンバーとともに参加して訓練していました。

手話通訳を通して関西電力などから災害時の注意説明を受ける。

(出典:京都府聴覚障害者協会「京都ろうあニュース」4月号)

 
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