現地支援について石川県対策本部と協議(令和6年能登半島地震)



 2024年1月7~8日に聴覚障害者災害救援中央本部の山根事務局長は、石川県聴覚障害者災害救援対策本部(以下石川県対策本部)の会議に参加、救援活動などの報告とあわせ、今後の動き方について協議しました。
 石川県対策本部では1月6日に、車5台で奥能登地域(珠洲市、輪島市、能登町、穴水町)の安否確認と北信越ブロックが購入支援をした物資の運搬を行いました。通常は3時間の距離のところ8時間かかり、道路の状態が良くないため車5台の内2台がエンジン故障やタイヤのパンクを起こすような非常に困難な状況でしたが、被災各地で、ろう者や手話通訳者の安否を確認でき、被災ろう者も手話言語で話すことで表情が少し明るくなったという報告がありました。
 能登就労支援事業所である「やなぎだハウス」は、奥能登地区のろう者などが安心して集まる拠点で、もともと消防施設だった頑丈な建物でしたが、壁に数か所ひび割れがあり、室内は酷い状態となりました。今後かなりの修繕が必要で、長期的な金銭支援が必要です。
 今後、中央本部としても基金(支援金)を呼びかけて、現地のニーズに応じた支援を展開していきます。

全国の仲間から多数寄せられた物資
全国の仲間から多数寄せられた物資
中央本部から石川県対策本部に支援金第一弾を提供
中央本部(右:山根局長)から石川県対策本部(吉岡本部長)に支援金第一弾を提供
能登就労支援事業所「やなぎだハウス」
能登就労支援事業所「やなぎだハウス」
「やなぎだハウス」の中
「やなぎだハウス」の中は転倒や散乱で修復に時間がかかると思われる

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