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全日本ろうあ連盟スポーツ委員会による和訳(2011/04/14 掲載)

ICSD eNews 和訳版 2011年4月号

  (ICSDウェブサイトの原文)

目次(一部)

技術委員からのメッセージ:卓球

スポーツ愛好家の皆様

先月日本を襲ったマグニチュード9.0の地震が引き金となって23フィート(約7m)の津波が発生し、津波は日本の沿岸を破壊して何千もの人々を死に追いやりました―世界中の日々の暮らしに暗い影を投げかけるような、驚くべき大惨事です。我々の多くは日本人のスポーツ仲間や友人がいますが、現在のところ、彼らがどうやってこの困難を乗り越えたか、何の情報もありません。

私は今ICSD卓球テクニカル・ディレクターとしてこの記事を書いていますがそれは、日本は2012年世界ろう者卓球選手権大会の開催地に選ばれており、私は第1回の視察で選手権大会にとり素晴らしい環境であることを知っていたからです。この選手権大会は日本で開催される最初のろう者スポーツ大会であり、2012年4月27日から5月6日までの間、東京で開催される予定です。私は次回の日本訪問を今年5月に予定していますが、実際には予定が変わってくるかもしれません。我々は今回の大打撃でどのような影響がでるのだろうかと疑問に感じています。我々は、日本での日々の暮らしはすぐに元通りになり、他の開催地を探さざるを得ないような事にはならないと信じたいのです。

日本では人々が結束してこれら複合的な困難を克服すると固く決意し、日本の東京で皆さんに会えるのを楽しみにしつつ、2012年世界ろう者卓球選手権大会の準備を続けています。彼らは、世界中の仲間によるこの選手権大会は、目下のところ課題が山積している日本にとっての希望と勇気になると信じています。

最近、2012年世界ろう者卓球選手権大会組織委員会は予選登録用紙を全会員に発信しましたが、この用紙は2011年6月24日までに私に提出することになっています(TableTennisTD@ciss.org)。また、組織委員会は4月中旬をめどに新しいウェブサイトを立ち上げる予定です。

犠牲になられた方のご遺族、そして日本中の皆様に哀悼の意を申し上げます。また、私は日本人が粘り強さと勤勉さで彼らの美しい国において深く傷ついた地域を再建することを確信しており、今後、よい知らせを聞くのを楽しみにしています。

ゾルト・ニーロ
ICSD卓球テクニカル・ディレクター