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全日本ろうあ連盟スポーツ委員会による和訳(2011/04/14 掲載)

ICSD eNews 和訳版 2011年4月号

  (ICSDウェブサイトの原文)

目次(一部)

事務総長のコーナー

新しく芝生が整えられたフィールドと
ともに、2012年ロンドンオリンピック
スタジアムを空から臨む

みなさまのために仕事が出来る機会をいただき、委員長、理事、そしてろう者スポーツの世界のみなさまに感謝申し上げます。メディアのインタビュー等でごらんになった方もいらっしゃることと思いますが、私は1ヶ月ほど前から、ICSDの一員に加わっています。私は長らく、スポーツ管理の専門的な仕事に携わってきた背景がありますが、この事務総長の職責に就くには、厳しい選考を経なければなりませんでした。

私の就任の最初の日は、スロバキアで始まりました。冬季デフリンピック開催が不可能であることが分かって、わずか36時間後のことです。今、ハイタトラス、アテネ、そしてバンクーバーのデフリンピックは、厳しいスタートを切らされる状況にあります。

克服しなければならない問題はあまりにも大きいです。しかし、きっと乗り越えられると、私は信じています。前進していくにあたり、健全な戦略計画が基盤にあるのですから。オリンピック運動において、最も重要な役割を果たしてきた諸団体は、支援をする体制を整えています。そして、米国でICSDを支えるすばらしい事務局スタッフと、世界各地にいる数え切れないほどのボランティアの貢献に、心から感謝しています。みなさんと一緒に仕事をすることを、楽しみにしています。

私的なことですが、私は2週間前、父親になりました。その結果、私の名前について、混乱が生じることを申し上げて、みなさんのご理解をいただかなければなりません。私の母方の祖父に対する敬意から、私は生まれた息子に祖父の姓「クーパー」を与えることにいたしました。祖父には娘が2人いたのみでした。しかし、私の家族は、祖父の姓を維持することを望んだのです。私も息子のために、自分の姓を従来の「ドリー」から「クーパー」に変更することにしました。私のICSDでのメールアドレスは、cooper@ciss.orgとなります。

オリンピック運動の今
2011年3月29日、ロンドンオリンピック・パラリンピックの新しいスタジアムが完成しました。IOC選手委員会委員長、フランク・フレデリックスは、ロンドン大会組織委員長、セブ・コーの同席のもと、スタジアムの中央に敷設する最後の芝を置きました。わずか3年で建てられた臨時施設も加わりました。新しい徒競争・跳躍のトラックも整備されることでしょう。フレデリックは「本当にすばらしいスポーツ会場である、ロンドンオリンピックスタジアムの建設に関わったひとりひとりに、祝福を捧げたいと思います。大会の間、この場所は数多くのファンが集まるでしょう。その熱気は、選手ひとりひとりが、自己ベストを出す力となるはずです」と語っています。

来夏ロンドンに集結する、オリンピック・パラリンピックの選手たちを支えるボランティアの選考面接、チケットの販売が既に始まっています。販売数をはるかに超える人気のため、抽選も行われる予定です。

4月初旬、ロンドンで開催されるスポーツアコードの会議のため、オリンピック運動のリーダーたちが一堂に会します。ICSDを代表して、クレイグ・クローリー委員長と事務総長のマーク・ドリーが出席し、ジャック・ロジェIOC会長、国際パラリンピック委員会委員長、フィリップ・クレイヴァン卿、他多くの方々とお会いすることになります。

マーク・クーパー(かつては「ドリー」でしたが!)
事務総長