スロバキア情報(2011年1月現在)

EU-Slovakia
スロバキアの位置
現在のハイタトラスの時刻
Flag of Slovakia
国旗
1993年にチェコから独立した小国。首都ブラスチラバは、ドナウ川のほとりに開け、流域で栽培されるブドウから醸されるワインも評判です。
  • 正式国名:スロバキア共和国  Slovak Republic
  • 首都:ブラチスラバ
  • 人口:約537万人
  • 面積:約4.9万km2
  • 人種・民族:スロバキア人、ハンガリー人、その他
  • 宗教:ローマカトリック、無信仰、プロテスタント
  • 言語:スロバキア語
  • 通貨:ユーロ
  • 時差:-8時間 日本が正午の場合、スロバキアは午前4時
  • サマータイム:3月4週目の日曜日?10月4週目の日曜日は-7時間。日本が正午の場合、スロバキアは午前5時
  • 国旗:スラブ民族共通の赤白青の3色旗に、カトリックへの信仰を表す国章の復十字が配されています。

スロバキアの気候・服装

気温
【赤】首都ブラチスラバの平均気温と降水量
【緑】東京の平均気温と降水量
日本と同じように四季があり、南部の平原地帯と東部の低地帯は比較的穏やかですが、山岳地帯は厳しい気候。また、内陸部のため気温の変化が激しいのが特徴です。

《春》5月も半ばになると、スロバキアに春が訪れます。春先の朝晩は冷え込むことがあるので、カーディガンや薄手のコートがあると便利です。
《夏》最高気温が30度以上と高めになることもある夏。サングラスや帽子があると便利です。夜は冷えることもあるので、上着を持っていきましょう。
《秋》8月半ばから秋らしい気候に。ただしスロバキアの秋は短く、10月には日中でも肌寒い日が増えるので、上着を準備しておくと安心でしょう。
《冬》積雪もみられるほど寒くなるスロバキアの冬。マフラーや手袋などの防寒具があると安心です。室内は暖かいので脱ぎ着しやすいコーディネートを。

ハイタトラス


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ハイタトラスはスロバキアとポーランドの国境地帯にあります。 ハイタトラスはスロバキアで最も高い山で、カルパティア山脈の最も高いポイントです。341 平方キロメートルの小さなエリア内に集中する美しい自然が「小型のアルプス山脈」と呼ばれる理由です。何十年間も夏冬問わず、多くのアウトドアスポーツのファンによって賞賛されています。

有名なスキー場から小規模のスキー場までたくさん存在し、ハイキングやロッククライミングにとっても理想的な山です。その他にもマウンテン・バイキング、乗馬、パラグライディング、ラフティングなどのスポットもあり、スロバキアでは最も人気のあるリゾートです。

言語

公用語はスロバキア語(スラヴ語派)。外国語は中・高年層にはロシア語やドイツ語が、比較的通じます。高級ホテルではホテルのフロントは英語を理解できます。 しかし低級・中級ホテルでは英語を解するところとそうでないところがあります。また20歳代以下の若い人、特に高校生は英語が比較的通じます。

スロバキア語

会話例1 ドブリー デニュ こんにちは
会話例2 ドブレー ラーノ おはよう
会話例3 ドブリー ヴェチェル こんばんは
会話例4 ドヴィディェニュア さようなら
会話例5 アーノ/ニェ はい/いいえ
会話例6 ニェ ヂャクエム いいえ、結構です
会話例7 プロスィーム お願いします、どうぞ、どういたしまして
会話例8 ヂャクエム ありがとう
会話例9 プレパーチチェ すみません
会話例10  ウーチェット プロスィーム  お勘定お願いします

スロバキアの通貨と為替レート・税金・両替・チップ

通貨
硬貨の裏面はスロバキア独自のデザインが施されています。
スロバキアの通貨は EURO(?)ユーロ。補助通貨単位はセント(¢)。それぞれスロバキア語読みは「エウロEuro」と「ツェントCentov」。

1ユーロEURO=100セントCENT
1?=120 円(現金・2010年11月現在)
紙幣は500 EURO、200 EURO、100 EURO、50 EURO、20 EURO、10 EURO、5 EURO。硬貨は2 EURO、1 EURO、50¢、20¢、10¢、5¢、2¢、1¢。

※「為替レート」は、購入する銀行、両替実施日によって異なります。

「地球の歩き方」海外為替情報で今日の為替を調べる
http://www.arukikata.co.jp/news/kawase/

両替

【両替】現金(日本円)は銀行や旅行会社、ホテルなどで両替できます。銀行が最もレートがいいようです。繁華街には両替商が店を出しています。そちらは営業時間が銀行より長く、休日でも開いているところもあり便利です。ただし店によっては非常に高い両替手数料を取ることがあるので、レートだけでなく手数料の有無も事前に確認しましょう。
T/Cは現在のところ、スロバキアでは全く利用できませんのでご注意ください。

【クレジットカード】カードの通用度もまずまず高く、多くのホテルでカードでの支払いが可能。しかし、低級ホテルや、レストランでは利用を断られるケースもあります。事前にホテルやレストランにご確認ください。

【持っていくお金】スロバキア国内のおもな銀行では日本円の現金は問題なく両替可能です。

チップ

アメリカほど必要ではありませんが、通常少しはチップを置きます。ただし、高級レストランでも10%程度で十分です。

ショッピングおよび税金

スロバキアでは商品の代金にVATと呼ばれる付加価値税が20%かかります(2011年1月より増税)。旅行者は手続きをすれば最高で13.5%の税金が還付されます。

還付されるのは、1日1店舗あたりE175.01以上の買い物をし、購入した月の末日から3カ月以内に未使用の状態で国外(EU圏外)へ持ち出す場合のみで、ホテル代や食事代、タバコ類の分は戻ってきません。免税の取り扱いをする店で、買い物時にレジで書類を作成してもらい、EU圏出国時に税関で購入商品、パスポ-ト、レシート、搭乗券を提示し、免税書類に証印をもらいます。

【営業時間】
 銀行:月~金:8時~12時、13時~17時
    ATMは24時間利用可
    ※大型ショッピングセンター内の銀行店舗は土曜日もやっている場合があります
 商店:月~金:9時~18時(デパートなど大型店舗は20時か22時まで営業)
    土:9時~18時(デパートなど大型店舗は20時か22時まで営業)
    日:9時~20時か22時(デパートなど大型店舗のみ。個人商店は閉まるところが多い)

トイレについて

Mや▼が表示されていれば男性用、Zや●なら女性用。
公衆トイレはほとんど有料で、男性と女性、男性の場合は大小によっても違うが、1回だいたい20~50¢が一般的です。

スロバキアの水
「Neperliva」
飲料可ですが硬水なので日本人にはミネラルウォーターを購入した方が良いでしょう。 ミネラルウォーターのペットボトルはどこでも買えます。500mlで0.5ユーロくらいから。ミネラルウォーターには「炭酸入り」と「炭酸なし」があります。 ボトルに「Neperliva」の表示があるものが「炭酸なし」です。

ドイツ語圏では「Ohne Gaz」と表示があるものが「炭酸なし」です。

観光査証

6ヵ月間で90日以内の観光は査証は不要です。スロバキア入国時パスポートの有効残存が6カ月以上必要です。

電圧・周波数

プラグ電圧は220V、周波数は50HZで、プラグは丸型2本足のC型及びSE型(建物、部屋によって若干異なる)の2種類です。日本の電化製品を使う場合、変圧器とプラグアダプターが必要ですが、デジタルカメラやパソコン、携帯電話などは、240Vまで対応可能なものが多いので取扱説明書で確認してください。

日本からスロバキアへのアクセス

日本からの直行便はありません。主な行き方はミュンヘン経由が便利な他、パリやローマで乗り継ぐ行き方もありますが、空路での行き方はあまり多くありません。空港は首都ブラチスラバにあります。

ヨーロッパ各国間には快適な特急列車が多数走っているので、チェコやオーストリア・ウィーン、ハンガリーから鉄道で入国するのもおすすめです。

オーストリアのウィーン空港からブラチスラヴァのバスターミナルまではバスで1時間10分。日本を朝出発し、ウィーン空港でバスに乗り換えれば、時差の関係で出発日の夜にはブラチスラヴァに到着します。今のところこれが日本からスロバキアへの最短コースです。

食事

歴史的にチェコやハンガリー、オーストリアなど周辺諸国の影響を受けています。メインの肉料理に、ジャガイモやライスを付け合わせて食べるのが一般的です。

とにかく安くあげたかったり、時間がなくて急いでいるような場合は、駅やバスターミナル、町なかにあるビュッフェBufetがいいでしょう。これはセルフサービスのレストランで、カウンターに並んでいるものを選んで皿に盛ってもらい、最後に精算するシステムです。

もっと簡単に済ませたいなら、立ち食いのスタンドでゆでたり焼いたりした太いソーセージに辛子をたっぷりつけ、パンと一緒につまむのもおいしいです。最近ではハンバーガーなどを出すスタンドも増えています。

チェコ同様、ピヴァーレニュPivarenと呼ばれるビアホールをそこかしこで見かけます。ワインの産地だけあって、ヴィナーレニュVinarenと呼ばれるワインハウスも多いです。

どちらもお酒を飲む場所ですが、簡単な食事もでき、しかもレストランRestauraciaよりも安いことが多いです。どちらも1杯0.7~1.5ユーロ程度。ピヴァーレニュは看板に自分の店で出すビールの銘柄を明記していることが多いです。

甘いものが好きな人は、ツクラーレニュCukrarenという看板を見かけたら入ってみましょう。これはいわゆるケーキ屋さんで、ケースの中にケーキが並んでおり、店内ではお茶も飲めるようになっています。人気があるデザートはジャムの入ったクレープPalacinky sozavareninow。アイスクリームのカウンターが併設されているところも多く、夏にはひっきりなしにお客さんがやってきます。

【スロバキア料理】
 Vyprazany rezen: とんかつ
 Veprove: ローストポーク
 Vyprazany syr: ベジタリアンの料理。チーズを揚げたものでタルタルソースでフライドポテトやフランスパンと出される事が多いです。
 Fazulova polievka: 豆のスープ。
 halusky: まんじゅうのようなもの。
 gulas -goulash Bryndzove halusky: 羊のチーズソースのポテトピロキシ。
 Zemiakove placky: ポテト詰めのパンケーキ。
 pirohy: イロキシ。
 langose: ガーリック入りのドーナッツのようなもの。 鯉や鱒料理は非常に人気があります。

【デザート】
 jablkovy zavin:アップルパイ
 ovocne knedliky:フルーツピロキシ
 palacinky:パンケーキ
 zmrzlina:アイスクリーム

【飲み物】
 Kava:コーヒー
 turecka kava:トルココーヒー。これが一番安いです。
 Caj:お茶

【アルコール類】
 Pivo:ビール。ビアホールの「pivnica」で飲むのが一般的。典型的なスロバキア料理も楽しめます。
 ワイン:スロバキアはワインの名産でワイナリーでもワインを飲むことができます。
 Slivovice:梅のブランデー

 

【主に参考にしたサイト】
 地球の歩き方:ヨーロッパ各国基本情報(スロバキア)
 http://www.arukikata.co.jp/country/europe/SK_general_1.html