ごあいさつ



理事長 石野富志三郎

社会に開かれたろうあ運動を

一般財団法人全日本ろうあ連盟
理事長 石野富志三郎

 本年10月24日に開催された第8回(通算第71回)評議員会にて、一般財団法人全日本ろうあ連盟の新しい役員が以下の通り選出されました。
 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くの法人団体や企業が評議員会・総会を書面による開催で対応とする中、私たちは可能な限り対面での開催を目指し、全国で4か所の会場をオンライン中継でつなぐ形で開催いたしました。
 その評議員会において選出された新しい役員体制で、これからもさらにろうあ運動を進めていきます。

 私は、2009年に理事長に就任したとき、連盟改革のための重点目標として以下を掲げました。

  • 誰でも気楽に参加でき
  • 誰でも楽しく論議でき
  • 誰でも平等に活動でき
  • 誰でもビジョンを持てて
  • 誰でも理不尽な差別と闘える連盟

 連盟の活動が多岐に渡るとともに、技術革新により情報のスピードが加速しつつある中、「誰でも平等に活動でき」るためには、今まで以上に開かれた運動体であることが大切だと実感しています。
 今回私は全国4か所の会場から見守る評議員に対し、以下を公約に掲げました。

  • (今まで以上に)開かれたろうあ運動を進めていくこと
  • (今まで以上に)透明性の高い組織財政を目指すこと
  • (それらを踏まえ)ろうあ連盟を厳しい状況下にありながらも存続させていくこと

 私たちは「2025年デフリンピック日本招致」というかつてない大きな目標に向かって取り組んでいますが、同時に「新型コロナウイルス感染症拡大」という未曽有の事態にも直面しています。取り組むべき課題は非常に大きく、困難な事態に直面することもあろうかと思いますが、連盟はこれまできこえない仲間が、一人として社会に取り残されないことを目標とし、全国の仲間が結集した大きなパワーでそれを実行することで、ろうあ運動の幅を広げてきました。
 今回のチャレンジにも、私たちが一丸となって取り組むことで、ろう者の悲願でもある「デフリンピック日本開催」は必ず実現できると信じています。
 そしてデフリンピック招致活動を通して、「障害者を社会から阻む壁は、障害者にあるのではなく社会にあり、その社会の障壁をなくすためには開かれた社会が必要だ」ということを示し、障害の有無にかかわらず誰もが共に暮らせる共生社会の実現を全国の仲間たちと共に目指していきます。
 そのために、誰でも「気楽に参加」「楽しく論議」「平等に活動」、「ビジョンを持てる」、「理不尽な差別と闘える」よう、今まで以上に誰から見ても透明性が高く開かれたろうあ運動を進めていきます。