2024年10月30日「手話を広める知事の会・手話言語フォーラム」開催
2024年10月30日(水)参議院議員会館・講堂にて、全都道府県の知事が会員である「手話を広める知事の会」総会と「手話言語フォーラム」を開催し、全国の行政関係者、加盟団体会員・手話関係者等の皆様、併せて120名の皆様に会場にお集まりいただきました。
※写真はすべて日本聴力障害新聞より提供
第1部「手話を広める知事の会・総会」(総会資料 PDF版)
平井伸治 鳥取県知事(手話を広める知事の会 会長)
副会長(代理) 神奈川県副知事 首藤 健治 氏
笹川陽平 日本財団会長
石橋大吾 全日本ろうあ連盟理事長
野田義和 東大阪市市長(全国手話言語市区長会 会長)
敷田博昭 氏(神奈川県手話言語普及推進議員連盟 幹事長)
また、小池百合子東京都知事より東京2025デフリンピック開催に向けた応援のビデオメッセージもいただきました。
総会では、令和5年度事業報告と令和6年度事業計画(案)が承認された他、手話を広める知事の会会長の平井知事から、「法案の早期制定と手話に関する施策の推進に関する意見書」が障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟 の山本博司幹事長、今井事務局長に手渡されました。
<講義>
講演は、障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟によって進められている「手話に関する施策の推進に関する法律案」について、議連事務局長である今井絵理子議員に、法案の進捗状況の他、今後の見通しについてご説明いただきました。
今井議員からは、2025年にデフリンピックの日本開催を控え、法律の早期の成立に向けて、頑張って取り組んでいきたいとお話しいただきました。
法律案の状況を学ぶことで、手話言語に関する理解、共生社会への一歩に向けた手話を広める知事の会との関係の重要性を改めて学ぶことができました。
第2部「手話言語フォーラム」(次第 PDF版)
中西久美子 全日本ろうあ連盟 副理事長
来賓挨拶 ※当日ご紹介順
山本博司 参議院議員(障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟 幹事長)
川田龍平 参議院議員(障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟 幹事長代行)
井上哲士 参議院議員(障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟 幹事長代行)
滝波宏文 参議院議員(障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟 幹事長補佐)
牧島かれん 衆議院議員(障がい者スポーツ・パラリンピック推進議員連盟またデフリンピック支援ワーキングチーム事務局次長)
<リレーセッション>
東京2025デフリンピック開催を通して共生社会をめざす
今回、東京2025デフリンピックの開催地でもある東京都、静岡県、福島県から「東京2025デフリンピック開催を通して共生社会をめざす」をテーマに順にお話しいただきました。
それぞれの地域でデフリンピック開催をお引き受けいただき、本日までさまざまな取り組まれてきている内容の報告と併せ、デフリンピック開催が目的ではなく、共生社会をめざすスタートであることを感じるものとなりました。
<宣言>
福島県保健福祉部障がい福祉課長 大島康範氏 及び 一般社団法人福島県聴覚障害者協会会長 吉田正勝氏が登壇し、
東京2025デフリンピックでは、福島県がサッカー競技の開催地となり、これを契機として、デフスポーツの体験機会の創出や、ろう者の文化への理解促進に努めるとともに、大会開催に向けて機運醸成等に取り組んでいることや、東日本大震災の経験や教訓を手話で伝える語り人(かたりべ)を育成する講座を始めたことに触れ、共生社会の実現を図るために、手話の施策を推進する法律の制定と東京2025デフリンピックの成功を求め、行政と当事者が協力して手話の普及に努めていくことを宣言しました。(宣言文 PDF版)
河原雅浩 全日本ろうあ連盟副理事長