2023年11月15日「手話を広める知事の会・手話言語フォーラム」開催
2023年11月15日(水)新霞が関ビル・灘尾ホールにて、全都道府県の知事が会員である「手話を広める知事の会」総会と「手話言語フォーラム」を開催し、全国の行政関係者、加盟団体会員・手話関係者等の皆様、併せて120名の皆様に会場にお集まりいただきました。
第1部「手話を広める知事の会・総会」(総会資料・PDF版)
平井伸治 鳥取県知事(手話を広める知事の会 会長)
副会長(代理) 神奈川県副知事 首藤 健治 氏
山本 博司 参議院議員
(障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟 幹事長)
尾形武寿 日本財団理事長
石野富志三郎 全日本ろうあ連盟理事長
星野光弘 富士見市市長(全国手話言語市区長会 会長)
しきだ 博昭 氏
(神奈川県手話言語普及推進議員連盟 幹事長)
<講義>
総会及びフォーラムの開催日が2025東京デフリンピック開催2年前にあたるため、小池百合子東京都知事よりビデオメッセージをいただいたほか、映画「みんなのデフリンピック」を自治体の皆様に鑑賞いただきました。
映画鑑賞後、久松三二デフリンピック運営委員会運営委員長よりデフリンピック応援のお願いを自治体の皆様に発表しました。
2025年にデフリンピックの日本開催を控え、全国で500を超える自治体が手話言語条例を制定する他、早くもデフリンピックホストタウンの動きもあり、「手話の施策を推進する法律の制定」の機運も高まっています。
今回のご講演、パネルディスカッションでのご意見を頂戴したことで、手話言語の認知と法制定の必要性をさらに確認することができました。
第2部「手話言語フォーラム」(次第・PDF版)
大竹浩司 全日本ろうあ連盟 副理事長
来賓挨拶 ※当日ご紹介順
今井絵理子 参議院議員
(障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟 事務局長)
滝波宏文参議院議員
(障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟 幹事長補佐)
<基調報告>
手話を広める知事の会会長 平井伸治様より「鳥取手話言語条例制定より10年 新たな手話言語の時代へ」というテーマでご報告をいただきました。
(平井知事基調報告資料・PDF版)
<パネルディスカッション>
全日本ろうあ連盟理事長の石野富志三郎より、直近の手話言語法の取り組みについて、また手話言語の国際デーイベント等、「条例が地域に広まったからこそ出来ていること」に対して当事者の立場から発言しました。
(石野資料・PDF版)
鳥取県と並び、早い時期から手話言語条例を議員提案で制定されてこられた、神奈川県の取り組みと特に「手話言語獲得」のために「手話推進計画」で力を入れていらっしゃる点について、行政のお立場から神奈川県福祉子どもみらい局福祉部地域福祉課長・笠井熱史氏よりご発言いただきました。
(笠井氏資料・PDF版)
最後に、いち早くデフリンピックホストタウンの取り組みに着手された経緯と併せ、三芳町手話言語条例の取り組みと、共生社会の構築への寄与について、三芳町町長・林伊佐雄氏よりご発言いただきました。
(林氏資料・PDF版)
石橋大吾 全日本ろうあ連盟副理事長
<宣言>
鳥取県福祉保健部長兼ささえあい福祉局長 中西眞治氏と鳥取県聴覚障害者協会理事長 下垣彰則氏より、手話言語条例制定自治体数が500を越えた今こそ、手話を言語と認識し、ろう者の一層の自立と社会参加を図るための機運が高まっていることや、ろう者のための国際的なスポーツ大会であるデフリンピックが2025年に日本で開催されることを踏まえ、日本が一つとなってデフリンピックを盛り上げることで、手話の施策を推進する法律の制定と2025東京デフリンピックの成功を目指していくとの宣言を行いました。
(宣言文・PDF版)
石橋大吾 全日本ろうあ連盟副理事長