<ご挨拶>デフリンピック運営委員会設置にあたって



デフリンピック運営委員会の設立にあたって

 日本初開催となるろう者の“オリンピック”デフリンピックを2025年に開催するにあたり、東京都はもとより全国や世界へ開催意義や価値を伝え、多くの理解と協賛を得ながら、開催準備を進めるため、当連盟内に「デフリンピック運営委員会」を設立することとなりました。

 昨年11月に立ち上げた「2025 年デフリンピック大会開催に向けた準備運営体制に関する検討会」では、関係者の皆様から様々なご意見や助言をいただき、今年2月には、連盟をはじめ東京都、スポーツ庁、日本オリンピック委員会、日本パラスポーツ協会、弁護士、公認会計士で構成する「2025 年デフリンピック大会に係る大会準備連携会議」を設置し、開催に向けた準備体制やロードマップ、東京都との業務分担等を確認しました。
 今後、当連盟のデフリンピック運営委員会と、東京都の業務を実施する東京都スポーツ文化事業団と連携をしながら、大会開催準備を進めていくことになります。開催までの時間は限られていますが、大会開催の成功に向け、全力を尽くしたいと思います。

 100年近くの歴史を持つデフリンピックを、東京で初めて開催することは、きこえないことや手話言語、ろう者の文化への理解を深めるだけにとどまりません。東京都が策定したビジョン2025にもあるように、①手話言語が日本を繫げ、②世界と平和に繋げ、③きこえない・きこえにくい子どもに夢と希望と学びを届け、④誰もが活躍できる共生社会をめざすことで、⑤社会と市民の力で手話言語法を創る、私たちがこれまで目標としてきた運動をさらに推し進める力につながります。

 私たちときこえる人がデフリンピック開催に向け、互いを尊重し共に取り組むことで、障害の有無にかかわらず皆が活躍できる社会、“誰一人取り残さない”世界(SDGs)はきっと実現できると確信しています。

 どうぞ、皆さまのご応援をよろしくお願いいたします。

2023年4月1日

一般財団法人全日本ろうあ連盟
理事長 石野 富志三郎

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