萩生田光一 文部科学大臣、丸川珠代 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣へ、デフリンピック日本招致および国歌の手話言語訳の普及について要望書を提出(2025デフリンピックにおける招致活動)



 2021年4月7日(水)、石野理事長、久松事務局長、倉野所長が、障がい者スポーツ・パラリンピック推進議員連盟2020年パラリンピック東京大会成功ワーキングチーム・スペシャルオリンピックス支援ワーキングチーム・デフリンピック支援ワーキングチーム事務局長の馳浩議員(衆議院議員)とともに萩生田光一 文部科学大臣および丸川珠代 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣と面談し、要望書を手渡しました。

参考:菅義偉首相・加藤勝信内閣官房長官へ要望書を提出(2021年2月19日)

要望書を提出
左から全日本ろうあ連盟久松事務局長、 全日本ろうあ連盟石野理事長、萩生田光一 文部科学大臣、
デフリンピック支援ワーキングチーム事務局長馳浩衆議院議員

面談の様子
萩生田光一 文部科学大臣 面談の様子

要望書を提出
左から全日本ろうあ連盟久松事務局長、 全日本ろうあ連盟石野理事長、
丸川珠代 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣、
デフリンピック支援ワーキングチーム事務局長 馳浩衆議院議員

面談の様子
丸川珠代 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣 面談の様子

連本第200574号
2021年4月7日

文部科学大臣
萩生田 光一 様

東京都新宿区山吹町130 SKビル8F
電話03-3268-8847 Fax03-3267-3445
一般財団法人全日本ろうあ連盟
理 事 長 石野 富志三郎

『国歌の手話言語訳』の普及に関する要望について

 日頃より、私どもきこえない・きこえにくい人の福祉向上に、ご理解ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
 当連盟は、2020東京オリンピック・パラリンピック大会のムーブメント及び街・心のバリアフリーという大きなレガシーを更に発展させたい、また全国のきこえない・きこえにくい子どもやアスリートへ夢を与えるため、2025デフリンピック日本開催に向けて、取り組んでおります。しかし、その一方で、我が国の国歌の手話言語訳はまだ定められておらず、オリンピック・パラリンピック、そしてデフリンピックのような晴れ舞台での国歌斉唱のとき、きこえない・きこえにくい人や子どもたちは自分の言語である手話言語で国歌を斉唱することができません。
 他のきこえる人と同様に、きこえない・きこえにくい人や子どもたちが自分たちの言葉「手話言語」で誇りを持って国歌を斉唱できるよう、下記の通り要望いたします。

1.きこえる人と同様に、きこえない・きこえにくい人や子どもたちが手話言語で国歌を斉唱できるように、『国歌の手話言語訳』を普及推進してください

 現在、我が国の「国歌」は手話言語訳が定められていません。
 そのため、毎年開催される国民体育大会や全国障害者スポーツ大会等の式典にかかる国歌手話言語訳は開催毎に手話表現が異なるため、混乱や戸惑いを生んでいます。
 オリンピック・パラリンピック等の国を挙げての行事や大会行事、式典等で、きこえる人たちが日本語で国歌を斉唱するのと同様に、きこえない・きこえにくい人が手話言語で国歌を斉唱するには、全国統一の『国歌の手話言語訳』の策定や普及推進が必要です。
 当連盟は何年も前から内閣府を始め各省に上記について要望を続けた結果、今年度、スポーツ庁から受託した「スポーツに精通した手話通訳者の育成助成事業」の中で、専門家や手話言語関係団体も加わった「デフスポーツにおける手話言語通訳者の育成等に係る検討委員会・国歌部会」を立ち上げ、『国歌の手話言語訳(試行版)』を作成中です。
 政府におかれましては、私どもの『国歌の手話言語訳(試行版)』を踏まえ、我が国の国歌手話言語訳の策定、啓発・普及の促進に取り組んでいただきますよう、ここに要望いたします。

2.2025デフリンピック日本開催に向け、国と開催都市、全日本ろうあ連盟等の連携・協力体制等を構築してください

 当連盟は、2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に街・心のバリアフリーが推進された今、そのレガシーを活かし、2025デフリンピック競技大会を日本で開催することが「情報バリアフリー」の推進ひいては共生社会の実現に資するものであり、大きなレガシーとなると確信しています。
 オリンピック・パラリンピック競技大会と同様に国会決議や財政支援、保証等に向けて緊密な連絡調整を図るため、国・開催都市・全日本ろうあ連盟等による連携・協力体制の早期設置を要望いたします。

以 上

連本第200574号
2021年4月7日

東京オリンピック競技大会・
東京パラリンピック競技大会担当大臣
丸川 珠代 様

東京都新宿区山吹町130 SKビル8F
電話03-3268-8847 Fax03-3267-3445
一般財団法人全日本ろうあ連盟
理 事 長 石野 富志三郎

『国歌の手話言語訳』の普及に関する要望について

 日頃より、私どもきこえない・きこえにくい人の福祉向上に、ご理解ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
 当連盟は、2020東京オリンピック・パラリンピック大会のムーブメント及び街・心のバリアフリーという大きなレガシーを更に発展させたい、また全国のきこえない・きこえにくい子どもやアスリートへ夢を与えるため、2025デフリンピック日本開催に向けて、取り組んでおります。しかし、その一方で、我が国の国歌の手話言語訳はまだ定められておらず、オリンピック・パラリンピック、そしてデフリンピックのような晴れ舞台での国歌斉唱のとき、きこえない・きこえにくい人や子どもたちは自分の言語である手話言語で国歌を斉唱することができません。
 他のきこえる人と同様に、きこえない・きこえにくい人や子どもたちが自分たちの言葉「手話言語」で誇りを持って国歌を斉唱できるよう、下記の通り要望いたします。

1.きこえる人と同様に、きこえない・きこえにくい人や子どもたちが手話言語で国歌を斉唱できるように、『国歌の手話言語訳』を普及推進してください

 現在、我が国の「国歌」は手話言語訳が定められていません。
 そのため、毎年開催される国民体育大会や全国障害者スポーツ大会等の式典にかかる国歌手話言語訳は開催毎に手話表現が異なるため、混乱や戸惑いを生んでいます。
 オリンピック・パラリンピック等の国を挙げての行事や大会行事、式典等で、きこえる人たちが日本語で国歌を斉唱するのと同様に、きこえない・きこえにくい人が手話言語で国歌を斉唱するには、全国統一の『国歌の手話言語訳』の策定や普及推進が必要です。
 当連盟は何年も前から内閣府を始め各省に上記について要望を続けた結果、今年度、スポーツ庁から受託した「スポーツに精通した手話通訳者の育成助成事業」の中で、専門家や手話言語関係団体も加わった「デフスポーツにおける手話言語通訳者の育成等に係る検討委員会・国歌部会」を立ち上げ、『国歌の手話言語訳(試行版)』を作成中です。
 政府におかれましては、私どもの『国歌の手話言語訳(試行版)』を踏まえ、我が国の国歌手話言語訳の策定、啓発・普及の促進に取り組んでいただきますよう、ここに要望いたします。

2.2025デフリンピック日本開催に向け、国と開催都市、全日本ろうあ連盟等の連携・協力体制等を構築してください

 当連盟は、2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に街・心のバリアフリーが推進された今、そのレガシーを活かし、2025デフリンピック競技大会を日本で開催することが「情報バリアフリー」の推進ひいては共生社会の実現に資するものであり、大きなレガシーとなると確信しています。
 オリンピック・パラリンピック競技大会と同様に国会決議や財政支援、保証等に向けて緊密な連絡調整を図るため、国・開催都市・全日本ろうあ連盟等による連携・協力体制の早期設置を要望いたします。

以 上