10月15日 手話を広める知事の会・手話言語フォーラム 開催
2019年10月15日(火)衆議院第一議員会館大会議室で、「手話を広める知事の会総会・手話言語フォーラム」を開催し、全国の行政関係者、加盟団体会員・手話関係者等、約200名の参加がありました。
(写真提供:日本聴力障害新聞)
【第1部】「手話を広める知事の会」総会
<黙祷>
開会に先立ち、10月12日(土)に上陸し記録的な大雨、甚大な被害をもたらした「台風19号」により、亡くなられた方々に黙祷を捧げました。
<開会挨拶>
(鳥取県知事) 平井 伸治 氏
飯泉 嘉門 氏
<来賓挨拶>
石野 富志三郎
(富士見市長) 星野 光弘 氏
石破 茂 氏
舞立 昇治 氏
<総会議事>
手話を広める知事の会 副会長代理
(三重県東京事務所長)
木平 芳定 氏
<講 義>
筑波技術大学教授の大杉豊氏より「手話言語を学ぶ」と題し、海外の手話言語法制定状況や、言語には音声言語と手話言語が存在することを認識し、手話言語法の必要性を話されました。
また、きこえない子どもが音声言語を完全に獲得できる確率は非常に低く、手話言語を獲得するかあるいは、手話言語と音声言語の両方を獲得すべきと述べられました。
【第2部】手話言語の認知と手話言語法早期制定を求めるフォーラム
※ 次第(PDF)
<開会挨拶>
長谷川 芳弘
<来賓挨拶>
藤井 克徳 氏
事務局長
自由民主党 衆議院議員
笹川 博義 氏
デフリンピック支援ワーキングチーム 事務局次長
自由民主党 衆議院議員
牧島 かれん 氏
ソーシャルイノベーション本部
公益事業部長
石井 靖乃 氏
<来賓挨拶(挨拶順)>
多くの国会議員等のご来賓にご出席、ご挨拶いただきました。
川田 龍平 氏
小宮山 泰子 氏
枝野 幸男 氏
原口 一博 氏
<報告>
報告では、手話知事の会長であり鳥取県知事の平井氏、連盟理事長の石野、手話市区長会長であり富士見市長の星野氏、全国手話通訳問題研究会長の渡辺氏がそれぞれの取り組みを報告しました。
(鳥取県知事) 平井 伸治 氏
(富士見市長) 星野 光弘 氏
<パネルディスカッション>
「ろう児の言語獲得について」をテーマに、パネリストの方々からご意見をいただきました。
全日本ろうあ連盟 事務局長 久松 三二
全日本ろうあ連盟
副理事長 小中 栄一
<宣言>
神奈川県福祉子どもみらい局 局長 香川 智佳子 氏(右)
神奈川県聴覚障害者連盟 副理事長 井上 良貞 氏(左)
手話を広める知事の会 宣言
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まず初めに、この度の台風19号により犠牲になられた方に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧・復興に向け、我々、手話を広める知事の会も一致結束して被災地の支援に邁進します。
それでは、宣言をします。
2013年、鳥取県が全国で初めて「手話言語条例」を制定されて以降、本日までに、26道府県を含め285もの自治体において、手話言語条例が制定されています。
全国に拡がりを見せている条例は、手話を言語として位置付け、手話の普及を進めることによって、手話言語が使いやすい環境をつくり、きこえない・きこえにくい人ときこえる人が互いを理解し共生する社会を作っていくという趣旨のものです。
その拡がりを見せる中、全日本ろうあ連盟は、障がい当事者であるきこえない・きこえにくい人自身が運営する、きこえない・きこえにくい人のための国際的な総合スポーツ大会であり、また参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好を深められる4年に一度の祭典、デフリンピックの誘致に努めておられます。
また日本の大きな課題である少子高齢化をテーマに地域社会が元気になる映画製作を進めようとしています。
これからも、私たちは、手話は言語という認識のもと、手話言語に関する法制度の整備を求め、また映画製作やデフリンピックの誘致に努めておられる全日本ろうあ連盟を応援していきましょう。
<閉会挨拶>
川根 紀夫 氏