11月7日、「手話を広める知事の会総会・手話言語フォーラム」を開催
2017年11月7日(火)参議院議員会館講堂で、「手話を広める知事の会総会・手話言語フォーラム」を開催し、全国の行政関係者、加盟団体会員・手話関係者等、合せて291名の参加がありました。
手話を広める知事の会 宣言文
PDFでダウンロード
手話は、単なるコミュニケーション手段としてだけではなく、言語として一つの文化を形成している。
我々は、手話言語が、独自の言語体系を有する文化的所産であって、ろう者が知的で心豊かな社会生活を営むために大切に受け継いできたものであることを理解しなければならない。
そして、手話の普及は、ろう者とろう者以外の人達が相互の違いを理解し、その個性と人格を互いに尊重することを基本として行わなければならない。
全国を見渡すと、国内の全地方議会において、国に「手話言語法」の制定を求める意見書が採択され、また、昨年7月に設立した、この「手話を広める知事の会」にも47すべての都道府県が参加することとなった。手話言語条例を制定した自治体も108自治体となり、手話をめぐる動きは、さらなる広がりをみせている。
こうした手話を取り巻く社会の気運の高まりをより大きなものとして、ろう者が、日常生活において安心して手話を用いることができ、積極的に社会参加できるような環境を作らなければならない。
そこで我々は「手話を広める知事の会」として全ての都道府県が団結し、手話がろう者とろう者以外の人達とのかけ橋となり、ろう者の人権が尊重され、互いを理解し、共生する地域社会を実現していくことをここに宣言する。
【第1部】「手話を広める知事の会」総会
<挨拶>
アダム・コーシャ氏
ビデオメッセージ
全日本ろうあ連盟 副理事長 小中 栄一
記念セレモニー
手話を広める知事の会 副会長 鈴木 英敬(三重県知事)
【第2部】「手話を広める知事の会」手話言語フォーラム
<オープニングセレモニー>
メダリスト2名が登壇し、今大会の報告をいただきました。
水泳 藤原 慧選手
女子バレーボール 宇賀耶 早紀選手
ビデオメッセージ
<来賓挨拶>
多くの国会議員等のご来賓にご出席、ご挨拶いただきました。
手話言語法制定に向けて力強いメッセージを頂き、機運の高まりを実感できました。
自由民主党 福岡 資麿 参議院議員
自由民主党 滝波 宏文 参議院議員
自由民主党 今井 絵理子 参議院議員
公明党 山本 博司 参議院議員
立憲民主党 枝野 幸男 衆議院議員
立憲民主党 福山 哲郎 参議院議員
川田 龍平 参議院議員
薬師寺 みちよ 参議院議員
文部科学省大臣官房審議官
(初等中等教育局担当)
白間 竜一郎 氏
厚生労働省 社会・援護局
障害保健福祉部長
宮嵜 雅則 氏
<手話を広める知事の会 会員報告>
手話を広める知事の会員県より、地域で行っている施策に関する報告をいただきました。
三重県 田中 功 健康福祉部長
長野県 山本 英紀 健康福祉部長
ビデオメッセージ
<パネルディスカッション>
「手話言語を広める取組の広がりと今後の展望」について、パネリストの方々にご意見をいただきました。
読売新聞大阪本社 編集委員 井手 裕彦 氏
国連障害者権利条約推進議員連盟
事務局長
<指定発言>
佐藤 英治 副理事長
東京都聴覚障害者連盟 越智大輔 事務局長
<宣言>
左から(京都府身体障害者団体連合会 福山 哲郎 会長
京都府聴覚障害者協会 吉田 正雄 手話対策部長
京都府 松村 淳子 健康福祉部長)
<閉会挨拶>
渡辺 正夫 会長