2017(平成29)年度 全国手話言語市区長会総会 開催
2017年6月7日(水)東京・麹町の都市センターホテルで、「全国手話言語市区長会総会」が開催されました。設立から1年を経過した今年度の総会では、昨年を上回る約80名の市長の皆様の出席があり、会員市区は6月1日現在で290となりました。また、今回は来賓として内閣府、文部科学省、厚生労働省からも臨席がありました。
◇全国手話言語市区長会
会長あいさつ 田岡克介 石狩市長
◇来賓あいさつ
全国手話言語市区長会 相談役
連盟理事長 石野富志三郎
全国手話言語市区長会 相談役
日本財団 尾形武寿 理事長
関係・協力団体
全国手話研修センター 黒﨑信幸 理事長
本総会開催にあたり、同会顧問でもある平井伸治鳥取県知事より祝電をいただきました。
◇総会議事の様子
総会議事では2016(平成28)年度事業報告に加え、2017(平成29)年度新任役員について、また事業計画において自治体職員手話研修会、手話演劇祭(於:石狩市)の開催などの説明があり、満場一致で承認されました。
◇役員紹介、あいさつ
平成29(2017)年度より、青山剛室蘭市長、星野光弘富士見市長、門川大作京都市長、松浦正敬松江市長が副会長に就任しました。
・青山剛 室蘭市長
・星野光弘 富士見市長 ・松浦正敬 松江市長
◇「手話をめぐる全国のうごき」
・連盟事務局長 久松三二
連盟 久松事務局長より、現在の手話言語条例や手話及び手話言語法をめぐる現状について、手話言語法制定推進運動本部で2016年度に実施したベルギー、韓国調査結果も踏まえ、報告しました。
◇「厚生労働省の取り組み」
・厚生労働省 吉田正則 自立支援振興室長
また、厚生労働省 吉田正則自立支援振興室長より、2017(平成29)年度の意思疎通支援事業等の計画について説明がありました。
最後に、山本龍前橋市長、品川萬里郡山市長より手話施策、ICTの活用などについてのご発言がありました。
2016年6月8日に全国手話言語市区長会が設立して以来、ろう者や手話への理解の広がりが加速し、入会市の拡大や手話言語条例制定につながっています。
全日本ろうあ連盟では全国手話言語市区長会の活動やご協力を大きな力に、引き続き「手話言語法」早期制定に向けて取り組んで参ります。