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全日本ろうあ連盟スポーツ委員会による和訳(2010/12/13 掲載)

ICSD eNews 和訳版 2010年10月号

  (ICSDウェブサイトの原文)

目次(一部)

副委員長からの報告 ― 世界大会

前列左から:シブ・フォスハウグ、ジャック・ランバートン、リード・ガーシュウィンド、後列左から:ホルスト−ピーター・シュッフェル、トーマス・エラー、ブレント・フィリップス

スロバキアでの第17回冬季デフリンピックの復活

ご存知のように、スロバキアデフリンピック委員会(SDC)と私たちとの間に、大きな問題がありました。2010年1月、ICSD執行委員会と冬季競技のICSD技術委員長5名とが、スロバキアへの現地視察に赴き、SDCの準備と大会に向けての開発があまりに不足していることに、大いに失望することとなりました。したがって、私たちはSDCにレッドカードを出し、第17回冬季デフリンピックの中止という事態となりました。

ICSDはそれを受けて、代替の会場を探し始め、候補地はひとつ見つかったのですが、残念ながら最近、取り下げが決まりました。ICSDは、何としても大会を実施したいと願っていたので、その落胆はひととおりではありませんでした。スポーツに熱意をささげる選手、多くのエネルギーと費用を厭わない各国連盟のことを、私たちは忘れたことはありません。情熱と夢をもって、ろう者スポーツに取り組んでいる皆さんなのですから。そこで、私たちICSD理事会は討議を重ね、スロバキアにもう一度チャンスを与えるという決断に至りました。

スロバキアでの第17回冬季デフリンピックのために、ふたたび現地視察が行われました。新たにICSD特使会員に指名されたドワイト・ベネディクト氏と私は、大会が本当に運営可能であるか決断を下すため、詳細かつ慎重に調査を行いました。ドワイトと私は、スロバキアでの第17回冬季デフリンピックは、ICSDによる組織委員会の緊密なモニタリングを継続することを強く推薦し、そのもとで開催することを提案して、第2回視察のレポートをICSD理事会に送りました。その結果、ICSD理事会は、待ち望んでいた冬季デフリンピックの開催にゴーサインを出しました。

SDC組織委員会は、懸命に準備をし、大会を成功に導くこと出来るのだということを示さなければならないでしょう。そのためには、世界中すべてのろう者スポーツ連盟の多大なる支援と協力が必要です。今こそその時です。第17回冬季デフリンピック・スロバキア大会へ行きましょう!

(途中記事は略)

ジョゼフ・ウィルマーディンガー
ICSD副委員長―世界大会