Q: |
デフリンピックのロゴマークにはどんな意味があるのでしょうか? |
A: |
ろう者のデザイナーRalph Fernandez作で、国際ろうスポーツコミュニティのポジティブでパワフルなシンボルです。「手話」「国際ろう文化」「結束と継続」といった強い要素がこのロゴマークに集約されています。
手の形、「OK]」「GOOD」「GREAT」を意味するサインが円の形で重ねられており、それはまた「デフリンピック」の手話を表しています。さらに、「結束」を表現しています。
ロゴマークの中央は「目」を表しており、ろう者が視覚に生きる人々であることを示しています。そう、ろう者は目を使ってコミュニケーションをとるのです。
ロゴマークは世界の国旗の4色を組み合わせています。赤色、青色、黄色、緑色は、アジア太平洋、ヨーロッパ、全アメリカ、アフリカと4つの地域連合を表現しています。(Deaflympicウェブサイトより)
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Q: |
パラリンピックになぜろうの選手が出場していないのですか? |
A: |
国際パラリンピック委員会(IPC)が1989年に発足した当時は、国際ろうスポーツ委員会も加盟していましたが、デフリンピックの独創性を追求するために、1995年に組織を離れました。それ以来、パラリンピックにろう者の出場がない状況が続いています。なお、デフリンピックの独創性とは、コミュニケーション全てが国際手話によって行なわれ、競技はオリンピックと同じルールで運営される点にあります。また、パラリンピックがリハビリ重視の考えで始まったのに対し、デフリンピックはろう者仲間での記録重視の考えで始まっていることもあります。
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Q: |
今回のメダル獲得目標数はいくつでしょうか? |
A: |
第16回冬季デフリンピック日本選手団は4つの競技チーム体制で世界にチャレンジします。前回の第15回冬季デフリンピック (スウェーデン)ではメダル金2個の成績でした。今回は前回を超える金3個、銀2個、銅1個と合計6個以上のメダル獲得を目標にあげます。アルペンスキー、アルペンスノーボード、クロスカントリースキー、ハーフパイプの各競技でプロのスタッフを中心とした体制による強化合宿の積み重ねで、選手は実力をつけててきました。
今まで以上に鍛錬されたチームで最高の滑り、実力を世界にアッピールしてきますので、ご期待ください。今大会出場のために練習に励んできた代表選手、また出場を果たせなかった選手のためにも前回を上回る成績をとれるよう、選手一同とともにがんばっていく一存です。多くのご支援、応援をよろしくお願いいたします。(粟野達人総監督)
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