映像エリアのご案内

2013年11月22日(金)13時~18時
2013年11月23日(土)10時~21時UDX4階 シアター 【各回1000 円】
2013年11月24日(日)10時~18時
各回、座席指定券(1000円)が必要です。(上映にかかる費用・情報保障費用の一部を鑑賞者にもご負担頂くことをご了解ください。)
映像エリアでは11月22, 23, 24日の3日間,3つのテーマに沿って様々なプログラムを用意しています。
全回、庄﨑隆志と貴田みどりが司会を務めます。
- 聞こえない人も楽しめる映像メディアを考えます。
- ろう者の生活が描かれた映画作品を鑑賞します。
- ろう者の視点で創る「デフムービー」を思い描きます。
ご予約申込みは→こちら
◆上映スケジュールは下記の通りです。
22日 13時~15時 映画(4)「小さな下町・さくらの詩」
22日 16時~18時 講演(1)「映像メディアを考える〜無声映画から発声映画へ」
23日 10時~12時 講演(4)「Braam Jordaanの世界 : 無声アニメーションの新しい風」
23日 13時~15時 講演(2)「映像メディアを考える〜ろう者が見やすい字幕とは〜」
23日 16時~18時 映画(1)「舟を編む」
23日 19時~21時 映画(2)「生命(いのち)のことづけ」「音のない3.11」「紡ぐ TUMUGU」
24日 10時~12時 講演(4)「Braam Jordaanの世界 : 無声アニメーションの新しい風」
24日 13時~15時 講演(3)「映画に見るろう者の生活文化と社会観」
24日 16時~18時 映画(3)「たき火」
◆講義編と映画編に分けたチラシデータです! 映画編チラシ 講義編チラシ
それぞれ講義と映画のポイントの紹介を中心にまとめました。
映画が大好き!アニメが大好き!な皆さん、
共にバリアフリー映画化について考えてみませんか。
たくさんの方のご来場をお待ちしています!!
◆手話による映像エリアのご案内をこちらでご覧いただけます。
(1)映像エリアのご紹介 http://www.jfd.or.jp/iaf2013/movie#video31
(2)11月22日金曜日について http://www.jfd.or.jp/iaf2013/movie#video32
(3)座席指定券の申込方法について http://www.jfd.or.jp/iaf2013/movie#video33
(4)映像エリアの情報保障について http://www.jfd.or.jp/iaf2013/movie#video34
(5)各プログラムのをクリックすると手話による説明を見られます。
講演(1)「映像メディアを考える~無声映画から発声映画へ~」
映像 | 無声映画の紹介が多く、そのほとんどに字幕はついていません。発声映画は翻訳字幕のついたものと聴覚障害者向け字幕のついたもの両方を紹介します。「翻訳字幕」とは英語などを日本語に翻訳したものです。 |
講師の言語 | 日本手話(情報保障あり) |
映画に音声が付くのが一般的とされる今、わざわざ「発声映画(トーキー)」と呼ぶことはありませんが、日本で発声映画が作られるようになったのは1930年の頃です。
無声映画をろう者はどのように楽しんでいたのでしょうか。発声映画の初期作品で音声はどのように扱われていたのでしょうか。そして、発声映画の普及はろう者の社会にどのような影響を与えたのでしょうか。無声映画数編と「マダムと女房」など発声映画の初期作品の数シーンを紹介して解説します。また、日本で最近作られ、2004年に始まった「さがの聴覚障害者映像祭」に出品された無声短編映画「僕と彼女と碁盤の幽霊(伊藤徹也)」の上映もあります。(講師:大杉豊)
講演(2)「映像メディアを考える〜ろう者が見やすい字幕とは〜」
映像 | 様々な種類の字幕がついたものが紹介されます。 |
講師の言語 | 日本手話(情報保障あり) |
ゲストの言語 | 日本語(情報保障あり) |
洋画は大抵の場合、吹き替えでなく日本語の字幕がつきますが、
日本語字幕のついた映画作品をいくつか紹介し、
講演(3)「映画に見るろう者の生活文化と社会観」
映像 | 邦画には聴覚障害者向け字幕、洋画には翻訳字幕がついています。 |
講師の言語 | 日本手話(情報保障あり) |
ハリウッド映画では1948年に製作公開された「ジョニー・ベリンダ」がジェーン・ワイマン扮する耳のきこえない娘の波瀾万丈の人生を描いて、大きな反響を呼びました。
この作品に刺激を受けた松山善三監督が「名もなく貧しく美しく」を監督し、ろう者の間でも大きな話題となり、社会では手話ブームを巻き起こした作品として知られています。
これら商業映画の中でろう者はどのように描かれて来たのでしょうか。製作当時の社会においてろう者や手話の存在がどのように見られていたのかを知る上でも、これらの映画作品は私たちに取って貴重な文化財産です。
「ジョニー・ベリンダ」「名もなく貧しく美しく」「ビヨンド・サイレンス」など10編以上の映画作品の名場面を上映して、解説します。(講師:大杉豊)
講演(4)Braam Jordaanの世界:無声アニメーションの新しい風
11月23日 10時~12時 ・ 11月24日 10時~12時
映像 | 字幕がある場合は外国語になります。 |
講師の言語 | 国際手話(情報保障あり) |
世界ろう者会議の広報アニメ作品(国際手話を使うライオンなど)や、ゴミ問題をテーマにした短編アニメ”The Rubbish Monster”(映像が見られます)などを手掛けるなど、国際的な評価を得ているろう者のBraam Jordaan(南アフリカ)が筑波技術大学への研究協力で来日します。このプログラムはJordaanさんが今までに製作したアニメ作品の上映と、手話アニメーションの可能性とご自身のお仕事についての講演で構成されます。
Braam Jordaan(ブラーム・ジャダーン)氏のプロフィール ろう者。南アフリカのヨハネスブルグでろうの両親のもとに生まれる。ろう学校を卒業後、ユニバーサル・コンピューター・アーツ・アカデミー (UCAA) でコンピュータ・アートを専攻。卒業後は、BMW、Mitsubishi(三菱)、世界自然保護基金などから仕事を依頼される。 “The Rubbish Monster” (映像が見られます)という1分間のアニメーションが最も知られている。この作品はいくつかの映画祭で少なくとも12の賞を獲得し、2009年にはケンブリッジ大学出版局で児童向け書籍として出版された。 カナダ・トロントろう文化センター製作のアニメつきオンライン手話辞書に採用されたアニメ・キャラクター(うさぎ)や、第16回世界ろう連盟(WFD)世界大会の公式マスコット(ライオン)の産みの親でもある。 現在も、映画製作を専門とし、数々の受賞に輝くハイエンドな映画やアニメーション、そして視覚効果や新しいメディアなどで創造的な概念を表現している。彼は休むことなく、自分のカラフルな作品を通して、手話やろう者の人権を世界中で推進している。 世界ろう連盟青年部の理事(2011 – 2015) としても様々な活動を展開している。(翻訳 全日本ろうあ連盟) |
映画(1)「舟を編む」
映像 | 音声日本語、音声ガイド、聴覚障害者向け日本語字幕 |
映画のバリアフリー化に取組んでいます住友商事のご提供による最新作で、視覚障害者向けの「音声ガイド」と聴覚障害者向けの「日本語字幕」
玄武書房営業部内で変人扱いされていた馬締は、
そんな不器用で誠実な馬締を描いたドラマです。2013年製作。133分。
映画(2)「生命(いのち)のことづけ」「音のない3・11 ~被災地にろう者もいた~」「 紡ぐ TUMUGU」
映像 | 「生命(いのち)のことづけ」音声日本語、音声日本語、聴覚障害者向け日本語字幕、音声ガイド |
「音のない3・11 ~被災地にろう者もいた~」聴覚障害者向け日本語字幕、手話(コメント)、音声日本語(ナレーション) ※ろう者の手話によるコメントは通訳音声なし、日本語字幕のみ |
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「紡ぐ TUMUGU」手話、音声日本語(一部のコメント)、日本語字幕 ※ろう者の手話によるコメントは通訳音声なし、日本語字幕のみ |
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ゲストの言語 | 日本語(情報保障あり) |
ろう者の生活をドキュメントした作品を3編上映します。東日本大震災で被災したろう者や盲ろう者の生活を追った作品2編と、盲ろう者の普段の生活を追った作品1編です。
「生命(いのち)のことづけ」:東日本大震災で、障害者の死亡率が健常者の2倍以上であるという事実を取り上げ、被災した当事者や関係者の生の声を映し出し、障害がある人もない人も共に安全に暮らせる社会の構築を目指した作品です。日本障害フォーラム,日本財団製作。早瀨憲太郎監督。2013年製作。37分。
「音のない3・11 ~被災地にろう者もいた~」:宮城県岩沼市在住のろう者、菊池信子さんは東日本大震災を経験した当事者の一人です。避難所から仮設住宅に移った菊池さんの一年間を撮影し、ろう者がぶつかる様々な壁を紹介しています。自身もろう者である映画監督、今村彩子によって製作されました。2012年製作。23分。今村監督の舞台あいさつ、ショートトークも予定されています。
「紡ぐ TUMUGU」:手話舞台「箱!」[予告編](京都府)が製作し、第8回さがの聴覚障害者映像祭(2012年)で優秀賞に輝いた作品です。19分35秒。盲ろう者の一日の生活を半ドキュメント風に描いています。
映画(3)「たき火」
映像 | 日本手話、日本語字幕 (音声はありません。) |
ゲストの言語 | 日本語(情報保障あり) |
睦聾唖映画演劇研究会による『楽しき日曜日』『三浦浩翁半生記』など8ミリフィルムの長編作品で知られ、日本のデフムービー(聾映画)作りの先駆者とされる深川勝三の遺作『たき火』が40年の歳月を経て完成しました。
北海道の片田舎から上京した耳のきこえない青年は、靴磨きの仕事をしている女性ろう者に恋するも、自分の仕事を探して生活するのに四苦八苦する。その間に、実家の母は手話を覚え始める…。国民に手話が普及し始めた頃の物語です。8ミリフィルムに「ろうあ者への理解と再認識を世間に示したい」というメッセージを込めた作品は、時代を超えて私たちに手話の大切さを語りかけてきます。2013年製作。108分。この上映は睦ろう者映画友の会のご提供によるものであり、編集に協力した大舘信広が解説します。
映画(4)「小さな下町・さくらの詩」
映像 | 日本手話、日本語字幕 (音声はありません。) |
ゲストの言語 | 日本手話(情報保障あり) |
日本のデフムービー「聾映画」作りをけん引する大舘信広の力作です。
昭和25年、製作所に勤めるろう者の工員、田村勝は、当時の世間の障害に対する理解の無さに悩まされ、憤りを感じる。そんな勝がろう運動家の講演会に参加したときに、同じろう者の墨田さくらと出会う。勝はさくらとの楽しい日々を過ごす一方で、様々な壁にぶつかりながらも、ろう協会の創立に奮起していく。そんな下町のろう者の人情を詳細に描いたヒューマンドラマです。2001年製作。90分。
大舘監督の舞台あいさつ、ショートトークも予定されています。

大舘信広氏