【ニュージーランド訪問】WFDアジア地域副事務局長、アジア太平洋諸国での手話言語の法的認知についての意見交換(2020/1/27-29)
昨年5月にアジア諸国での手話言語の法的認知を広げるための支援について、WFDアジア地域事務局(以下、WFD RSA)として、韓国の関係機関と意見交換を行いました。
引き続き、2020年1月27日~29日の3日間、ニュージーランドの首都であるウェリントンにて、WFD RSAとWFDオセアニア地域事務局の域内において手話言語法がある韓国、ニュージーランド、フィリピンの3ヶ国で、手話言語法についての情報共有を行い、アジア太平洋に於ける手話言語の普及について意見交換を行いました。
WFD RSAからは当連盟の嶋本恭規アジア地域事務局副事務局長を含む4名、そして日本財団の2名、韓国からは、ろう協会4名、KODDI2名、フィリピンからはろう協会2名、ニュージーランドからはビクトリア ・マニング女史(世界ろう連盟理事)を中心にしたメンバーが集まりました。
初日の夕方にマオリ公式歓迎会から始まり、2日目はニュージーランド国会議事堂へ出向き、障害問題担当大臣のカーメル・セプローニ氏と面談をしました。午後からはニュージーランドに於ける手話言語法制定に関わった2人の博士にお話しをいただいたあと、3カ国の手話言語法制定後の現状報告及び意見交換を行いました。3日目はアジア太平洋地域に於ける各国へ手話言語の普及について、今後、どのような内容で働きかけていくかを確認しました。
マオリ公式歓迎会(食事会は懇親会を兼ねて)
歓迎会で挨拶する嶋本恭規アジア地域事務局副事務局長
マオリ民族の挨拶
ニュージーランド国会議事堂(ウェリントン)
左からクラリッサWFD RSA事務局長、カーメル・セプローニ障害問題担当大臣、嶋本WFD RSA副事務局長
法制定した3か国からの報告(ニュージーランド)
法制定した3か国からの報告(フィリピン)
法制定した3か国からの報告(韓国)
ホン・ルース・ダイソン女史(ニュージーランド手話言語法案を率いた議員)(右側)
テーマは「ニュージーランドにおける手話の法制定について」
通訳者はWASLI会長のクリストファー・ストーン氏
ウェリントン・ビクトリア大学、レイチェル・マッキー博士(言語学と応用言語学者)(右側)
テーマは手話の法的認識について
通訳者はWASLI副会長のスーザン・エマーソン氏
意見交換会の様子
ニュージーランドろう協会事務所