新年のご挨拶
きこえる人とともにめざそう
「真の共生社会」の実現を
謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
昨年は6月に手話施策推進法が施行されました。全日本ろうあ連盟が2010年に手話言語法制定推進事業を始めて以来、長年の運動が結実しました。きこえない・きこえにくい人や子どもが自らの意思で手話言語によって情報を得たり、発信することは基本的な人権として必要なことです。新法に基づいて教育や放送、スポーツ、災害等、広範にわたるさまざまな場面で保障されるよう取り組んでいきます。
また、昨年11月に日本で初めてデフリンピックが開催されることに伴い、大会前日までの約5カ月間、加盟団体の尽力のもと、全国キャラバン活動の一環としてPRカーが全国各地を駆け回り、きこえないことや手話言語、デフスポーツへの理解啓発に努めてきました。こうした関係者の皆さまとの気運醸成を高める取り組みがデフリンピックの知名度向上に貢献し、目標10万人を遥かに超える約28万人の大会入場者を迎え入れる中、日本選手団が実力を十二分に発揮し、過去最多51個のメダルを獲得するという快挙につながりました。
これら2点の成果は、きこえない当事者の仲間たちはもちろんのこと、きこえる人たちに十分に理解いただいた上での協力なしに実現することはできませんでした。今後もきこえない子どもたちに夢や希望を与え、デフスポーツのよりよい環境への改善をめざす「デフスポーツ・サポーター制度」の登録協力を呼びかけ、次世代にデフリンピックのレガシーを引き継いでいきます。そして、SDGsの「誰一人取り残さない」の理念のもと、加盟団体をはじめ、行政や関係団体とともに、誰もが平等に情報にアクセスできる「真の共生社会」の実現をめざして、これからもきこえる人たちとともに手を携えた運動を進めていきます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
昨年は6月に手話施策推進法が施行されました。全日本ろうあ連盟が2010年に手話言語法制定推進事業を始めて以来、長年の運動が結実しました。きこえない・きこえにくい人や子どもが自らの意思で手話言語によって情報を得たり、発信することは基本的な人権として必要なことです。新法に基づいて教育や放送、スポーツ、災害等、広範にわたるさまざまな場面で保障されるよう取り組んでいきます。
また、昨年11月に日本で初めてデフリンピックが開催されることに伴い、大会前日までの約5カ月間、加盟団体の尽力のもと、全国キャラバン活動の一環としてPRカーが全国各地を駆け回り、きこえないことや手話言語、デフスポーツへの理解啓発に努めてきました。こうした関係者の皆さまとの気運醸成を高める取り組みがデフリンピックの知名度向上に貢献し、目標10万人を遥かに超える約28万人の大会入場者を迎え入れる中、日本選手団が実力を十二分に発揮し、過去最多51個のメダルを獲得するという快挙につながりました。
これら2点の成果は、きこえない当事者の仲間たちはもちろんのこと、きこえる人たちに十分に理解いただいた上での協力なしに実現することはできませんでした。今後もきこえない子どもたちに夢や希望を与え、デフスポーツのよりよい環境への改善をめざす「デフスポーツ・サポーター制度」の登録協力を呼びかけ、次世代にデフリンピックのレガシーを引き継いでいきます。そして、SDGsの「誰一人取り残さない」の理念のもと、加盟団体をはじめ、行政や関係団体とともに、誰もが平等に情報にアクセスできる「真の共生社会」の実現をめざして、これからもきこえる人たちとともに手を携えた運動を進めていきます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
一般財団法人
全日本ろうあ連盟
理事長 石橋 大吾



