国連障害者の権利条約推進議員連盟事務局長笹川博義衆議院議員と面談しました



 3月10日(月)国連障害者の権利条約推進議員連盟(以下:権利条約推進議員連盟)事務局長笹川博義衆議院議員に、日本障害者フォーラム(JDF)阿部一彦代表、石橋大吾副代表、佐藤聡幹事会議長、山根昭治幹事、原田潔事務局が面談しました。
 ろう当事者である田門浩さんの障害者権利委員としての活動に必要な手話言語通訳者の配慮など今後に向けての取り組みをお願いしました。

集合写真
前列左より JDF佐藤聡幹事会議長、JDF阿部一彦代表 JDF石橋大吾副代表
後列左より JDF原田潔事務局、笹川博義衆議院議員、JDF山根昭治幹事

田門浩さんの障害者権利委員会委員活動開始にあたってのJDF声明

 国内の13の障害者団体等から成る日本障害フォーラムは、ろうの専門家である田門浩さんを障害者権利委員会委員候補者として応援してきたが、田門さんは2024年6月の選挙において見事当選され、2025年3月3日から開かれる第32会期委員会に委員として初めて参加される。改めて田門さんへの期待と応援の意を表すとともに、これまで田門さんを応援いただいたすべての関係者に感謝を申し上げる。
 さてろう者である田門さんが委員として活動するには、権利委員会の公式セッション時間はもちろん、他の委員との打合せや、市民社会からの情報提供の際などに、手話通訳者の配置による意思疎通が、対面・オンラインを問わず必須である。このような情報アクセスの確保は、障害者権利条約第9条、21条等に基づき、国連障害者権利委員会が行うべきものであるが、予算を含むさまざまな事情で、十分な手話通訳者の配置が困難であると理解している。
 障害者権利委員会委員の活動に必要な、情報アクセスの確保がなされるよう、改めて国連、ならびに日本を初めとする締約国に呼びかけるとともに、障害者権利委員会委員、ならびに国際的な市民社会組織など関係者からのご理解とご協力をお願いする。
 このことは、田門さんはもちろん、将来委員として選出される、ろう者、盲ろう者を含む委員の参加と活動を確保するためにも必要である。
 田門さんの活躍を通じて、障害者権利条約の実施が世界でさらに進められることを願っている。

 2025年2月27日

 日本障害フォーラム(JDF)
  日本身体障害者団体連合会
  日本視覚障害者団体連合
  全日本ろうあ連盟
  日本障害者協議会
  DPI日本会議
  全国手をつなぐ育成会連合会
  全国脊髄損傷者連合会
  全国精神保健福祉会連合会
  全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
  全国盲ろう者協会
  全国社会福祉協議会
  日本障害者リハビリテーション協会
  全国「精神病」者集団