新年のご挨拶
誰一人取り残さない
「真の共生社会」の実現へ!
一般財団法人全日本ろうあ連盟
理事長 石橋 大吾
あけましておめでとうございます。
私は、2024年6月の当連盟役員改選をもって7代目理事長に就きました。
77年を超える連盟の長い運動の中で、社会は少しずつ変わってきています。2024年は新年早々発生した能登半島地震で孤立したきこえない・きこえにくい人の安全、避難生活と帰郷に向けて全国の仲間で募金やケアなどの支援をしてきました。7月には、6年ほど支援を続けてきた旧優生保護法に基づく訴訟において、最高裁が国に鉄槌 を下し、すべての被害者への救済の道が拓かれました。大阪府立生野聴覚支援学校の女児事故死をめぐる裁判も事故から約7年が経ち、この一月に高裁で判決が言い渡されます。現在の社会の中でもなお蔓延 る「きこえないからできない」といった観点、優生思想は撲滅 しなければいけません。
東京2025デフリンピック開催までいよいよあと318日になりました。デフスポーツの環境改善を目的にした「デフスポーツ・サポーター制度」の登録協力を今後も呼びかけ、きこえない子どもたちに夢や希望を与え、国外のろう者との交流を深め、次世代に運動のレガシーを引き継いでいきます。
また、長年求めてきた手話施策推進法(案)が本年ようやく制定されます。制定後も新法のもと、教育・放送・スポーツ・災害等の様々な課題解決に向けて取り組んでいきます。
最後に、SDGsの「誰一人取り残さない」の理念のもと、加盟団体をはじめ、行政や関係団体とともに、きこえること・きこえないことに関係なく、誰でも平等に情報にアクセスできる「真の共生社会」の実現をめざして、ともに手を携えた運動を進めていきましょう。
今年もどうぞよろしくお願いします。
私は、2024年6月の当連盟役員改選をもって7代目理事長に就きました。
77年を超える連盟の長い運動の中で、社会は少しずつ変わってきています。2024年は新年早々発生した能登半島地震で孤立したきこえない・きこえにくい人の安全、避難生活と帰郷に向けて全国の仲間で募金やケアなどの支援をしてきました。7月には、6年ほど支援を続けてきた旧優生保護法に基づく訴訟において、最高裁が国に
東京2025デフリンピック開催までいよいよあと318日になりました。デフスポーツの環境改善を目的にした「デフスポーツ・サポーター制度」の登録協力を今後も呼びかけ、きこえない子どもたちに夢や希望を与え、国外のろう者との交流を深め、次世代に運動のレガシーを引き継いでいきます。
また、長年求めてきた手話施策推進法(案)が本年ようやく制定されます。制定後も新法のもと、教育・放送・スポーツ・災害等の様々な課題解決に向けて取り組んでいきます。
最後に、SDGsの「誰一人取り残さない」の理念のもと、加盟団体をはじめ、行政や関係団体とともに、きこえること・きこえないことに関係なく、誰でも平等に情報にアクセスできる「真の共生社会」の実現をめざして、ともに手を携えた運動を進めていきましょう。
今年もどうぞよろしくお願いします。
2025年1月