〈一般財団法人トヨタ・モビリティ基金助成事業〉手話言語アナウンサー・手話言語解説者・手話言語通訳者養成研修 受講生募集要項【申込〆切:2024年5月13日】



〈一般財団法人トヨタ・モビリティ基金助成事業〉
手話言語アナウンサー・手話言語解説者・手話言語通訳者養成研修
受講生募集要項

1.目的
 スポーツ放送分野へのきこえない当事者の参画により、放送アクセシビリティやバリアフリーの仕組みの構築を目的として「障害のある人やない人それぞれが個性を活かし、活躍できる共生社会」の形を体現した番組を制作することをめざします。誰もがスポーツをより深く楽しめるよう、ろう者による手話言語アナウンサー・ろう者による手話言語解説者・手話言語通訳者(中継サポート)を養成するとともに活躍の場を創出することを目的とします。

「手話言語アナウンサー」 とは
 自身の手話で情報を的確にわかりやすく伝えます。ニュースを読んだり、番組の司会、インタビュー、スポーツ中継、現場リポートなどの仕事があります。 今回の養成では、アナウンサーの基本を学び、その中でもスポーツ中継などで番組を進行し試合の状況や選手情報などを伝える実況に絞って学びます。

「手話言語解説者」 とは
 スポーツ中継などで、デフスポーツ競技経験者が選手の技術や心理、試合の展開、チームの戦術などを手話で解説しスポーツの魅力を伝える人です。

「手話言語通訳者(中継サポート)」 とは

①テレビのスポーツ中継や放送の現場において手話言語で語るアナウンサー・手話言語で語る解説者の手話を音声に変えたり、音声情報を伝える役割を担う人です。

②通常のテレビスポーツ中継や放送の現場において、音声で語るアナウンサー・音声で語る解説者の音声を手話に変え、伝える役割を担う人です。
(今回の研修では、スポーツ放送に適した声の出し方・手話の表現の仕方・言葉の選び方なども学びます)

2.主催  一般財団法人全日本ろうあ連盟

3.研修内容
(1)座学研修
 ろう者の専任講師による講義や特別講師(プロのアナウンサー・実況者・解説者等)による講義を通して手話によるスポーツ実況解説の方法や技術、映像における手話表現の見せ方などの基本を学びます。
(基本的に合同で研修を行います)

(2)実技実習
 スポーツの現場やスタジオなどでスポーツ放送を想定した実技実習を実施します。

(3)対象競技
※手話言語解説者を希望する場合、自身の専門競技を確認の上、応募してください。

陸上 バドミントン バスケットボール ビーチバレーボール ボウリング
自転車 サッカー ゴルフ ハンドボール 柔道 空手 オリエンテーリング
射撃 水泳 卓球 テコンドー テニス バレーボール レスリング (19競技)

(4)研修終了後、一定の基準を満たした者に修了証を発行します。

4.研修対象者
 研修の趣旨を十分に理解し、真剣に技術を習得するとともに、実際に手話言語アナウンサー・手話言語解説者・手話言語通訳者としての活動をめざす者を対象とします。

「手話言語アナウンサー」
  ・全日本ろうあ連盟(加盟団体)会員であり、全日本ろうあ連盟(加盟団体)が推薦する者
「手話言語解説者」
  ・競技経験と専門知識がある監督・技術委員・コーチ・選手・元選手等で、
   全日本ろうあ連盟(加盟団体)会員であり、各デフ競技団体が推薦する者
「手話言語通訳者(中継サポート)」
  ※①~③いずれかの条件を満たす者とします。
  ①全日本ろうあ連盟(加盟団体)会員であり、全日本ろうあ連盟(加盟団体)が推薦する者
  ②全国手話通訳問題研究会(支部)の会員であり、全国手話通訳問題研究会(支部)が推薦する者
  ③日本手話通訳士協会(支部)の会員であり、日本手話通訳士協会(支部)が推薦する者

5.研修の日程
以下のとおり、研修を開催します。
全講座出席が基本ですが、やむを得ない事情で出席できない場合は、申込書(別紙)に必ず記入してください。

① 2024年5月25日(土)・26日(日)  対面研修(1泊2日)
② 2024年6月22日(土)・23日(日)  実習(1泊2日)
③ 2024年6月30日(日)         オンライン研修
④ 2024年7月20日(土)・21日(日)  対面研修(1泊2日)
⑤ 2024年8月17日(土)・18日(日)  スタジオ実習  
※なお、2024年9月13日(金)~15日(日)は、
 全国ろうあ者体育大会開催地(2泊3日/於群馬)での中継(実習)を調整中です。
 日程を空けておいてください。

6.開催場所
・①④対面研修 → 日本教育会館
          〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-2
          交通案内
・②実習 → 関東ろうあ者体育大会開催地(於栃木)
・③オンライン研修 → 自宅など
・⑤スタジオ実習 → 東京都内

7.第1回目の養成研修プログラム
 5月25日(土)
  12:00 受付
  12:30~13:00  オリエンテーション
  13:00~14:30  座学研修1「手話による実況解説の概要」
  14:45~16:15  座学研修2「アナウンサーの基本①」
  16:30~18:00  座学研修3「アナウンサーの基本②」
  18:00~     まとめ
 5月26日(日)
   9:00~10:30  座学研修4「実況の基本①」
  10:45~12:15  座学研修5「実況の基本②」
  12:15~13:15  昼食
  13:15~14:45  座学研修6「解説の基本①」
  15:00~16:30  座学研修7「解説の基本②」
  16:30~     まとめ
  ※6月以降の研修内容は、後日お知らせします。

8.定員:各20名
定員を超えた場合は、抽選させていただきますので予めご了承ください。

9.受講料:無料
交通費・宿泊費は下記の通り、全日本ろうあ連盟が一部負担します。
但しオンライン研修は除きます。なお、上限に満たない場合は実費とします。
       ① 対面研修   上限2万円まで
       ② 6月の実習  上限3万円まで
       ③ スタジオ実習 上限2万円まで

10.個人情報の取り扱い
・今回取得した個人情報は、当養成研修においてのみ使用します。

11.記録写真の取り扱い
・研修の記録写真、記録動画の著作権は、全日本ろうあ連盟に帰属します。 
・研修の記録写真をホームページ等で公開する場合があります。
・研修の様子を動画撮影し、今後のデフスポーツ手話言語アナウンサー・手話言語解説者・手話言語通訳者(中継サポート)育成事業等のために使用することがありますが、原則として外部に出すことはありません。

12.申込方法
添付の申込書に記入の上、メールまたはFAXにて、お申し込みください。
申込書受領後、事務局から詳細をお知らせいたします。

13.申込締切
2024年5月13日(月)

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チラシ

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受講申込書(エクセル形式)
受講申込書(PDF形式)

【申込先・問合せ先】
  ※申込書…「本人 → 推薦団体」へ提出後、「推薦団体 → 事務局」へ提出してください。
    手話言語アナウンサー・手話言語解説者・手話言語通訳者養成研修事務局
     (委託先:認定特定非営利活動法人 障害者放送通信機構)
      〒530-0044 大阪市北区東天満2-7-12
      メール:kensyu@medekiku.jp  FAX:06-6242-6502