2021年度手話言語の国際デー記念イベントを開催しました



 2021年9月23日に、アジア・オセアニア地域における手話言語法制定を働きかけるために、国連が定めた「手話言語の国際デー(9月23日)」の啓発を兼ねて、外務省と国連広報センターによる後援のもと標記イベントを開催しました。
 国内向け(日本手話言語・日本語字幕、日本語音声版)と海外向け(国際手話・英語字幕版)の2種類の動画配信を行い、国内外合わせて10,000アクセスがありました。
 国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)社会開発部長、日本の内閣総理大臣、当連盟理事長、世界ろう連盟(WFD)アジア地域事務局長、WFDオセアニア地域事務局長より挨拶を頂いた後、ニュージーランドろう協会前会長のオリバー・ファーガソン氏と国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)前会長のカン・チェン氏とで「国内外の手話言語と情報アクセシビリティ」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
 ファーガソン氏からは、ニュージーランド政府が手話言語を公用語として認めた経緯や現在の政府との良好な関係を説明、チェン氏からは、ICSDの歴史やデフリンピックが開催国に与えた影響や、WFDとの共生関係を築いていくことの大切さについて説明頂きました。
 当日の様子はこちらから視聴できます

開会の挨拶 総合司会を務めた当連盟国際委員長の太田陽介氏による開会の挨拶
デイリーテーマ紹介 WFDアジア地域事務局運営委員5名による国際ろう者週間のデイリーテーマ紹介
スリニヴァサ・タタ氏 国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)社会開発部部長のスリニヴァサ・タタ(Dr. Srinivas Tata)氏から手話言語の国際デーの歴史と国連の取組について報告をいただきました。
菅義偉内閣総理大臣 菅義偉内閣総理大臣から、手話言語の国際デーについて、挨拶をいただきました。
石野富志三郎理事長 当連盟の石野富志三郎理事長より当連盟の取組報告と2021年9月6日「手話言語法制定を求める集会」の報告を行いました。
ウ・カ・ウェイン・クラリッサ氏 WFDアジア地域事務局事務局長のウ・カ・ウェイン・クラリッサ氏からWFDアジア地域の取組について報告を行いました。
クリシュナー・セン氏 WFDオセアニア地域事務局事務局長のクリシュナー・セン氏からWFDオセアニア地域の取組について報告を行いました。
パネルディスカッション パネルディスカッションの様子(上段左から、コーディネーターを務めたWFDアジア地域事務局副事務局長の嶋本恭規氏、パネラーの国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)前会長のカン・チェン氏、下段左からニュージーランドろう協会前会長のオリバー・ファーガソン氏、国際手話通訳を務めた当連盟国際委員の川上恵氏)