デフスポーツ国際ワークショップを開催しました
2021年2月23日(火・祝)にデフスポーツ国際ワークショップを開催しました。当日は海外から3名と国内から17のデフスポーツ団体がオンラインにて参加しました。オンラインにおける情報保障のために、画面の左上に資料を、左下に字幕を、右上に国際手話を、右下に日本手話言語を表示しました。
ICSD(国際ろう者スポーツ委員会)からは、技術委員長のマーチン・ボガード氏(イギリス)とバレーボールTD(技術委員)のキャシー・セレビス氏(オランダ)のお二人に、ICSDの現状報告及びTDの役割と必要な業務についてお話いただきました。あわせて、日本からは日本デフバレーボール協会理事長の大川裕二氏より、デフバレーボールの世界選手権招致構想を、全日本ろうあ連盟デフリンピック準備室室長の久松三二氏より2025年デフリンピック招致活動についてお話しいただきました。
後半は、ICSD改革委員長の大杉豊氏がコーディネーターとなり、APDSC(アジア太平洋ろう者スポーツ連合)会長のモハマド・パルガー氏(イラン)と、APDSCでサッカー、フットボールのTDの経験をお持ちの、日本ろう者サッカー協会会長の高橋孝司氏のお二人によるパネルディスカッションを行いました。
質疑応答では、ICSDのTDの選考方法や光による情報保障の基準、今後のAPDSCの方向性等、多くの質問が出ました。海外の3名の講師からは、オンライン会議における情報保障体制及び入念な準備について、そしてデフスポーツ団体の熱意について称賛いただきました。また当日参加したデフスポーツ団体からは、それぞれの競技の普及を目指してTDをはじめ国際活動に取り組んでいきたいという声が多く聞かれました。