「国際手話研修会」及び「CRPD、SDGs学習会」について



 2019年12月21日(土)~24日(火)に世界ろう連盟アジア地域事務局が、JICA関西国際センター(神戸市)で、前半の2日間は「国際手話について」の研修会、後半の2日間は「国連障害者権利条約(CRPD)とSDGs(持続可能な開発目標)について」の学習会を開催しました。前半の研修会は、国際手話通訳養成を目的として、昨年マカオで開催されており、今年で2回目になります。この研修会では、国際手話通訳の経験が豊富なナイジェル(Nigel Howard)氏(カナダ)、川上恵氏(沖縄)を講師として、インド・インドネシア・韓国・シンガポール・タイ・台湾・日本・香港・マカオ・マレーシア・モンゴルの11か国から、ろう者ときこえる人(主に通訳職についている人が多い)が一人ずつ参加しており、日本からは、ろう者として全日本ろうあ連盟青年部中央委員会から野添亘氏が、聞こえる人として全国手話通訳問題研究会から長山綾氏が参加しました。
 後半の学習会では、世界ろう連盟前広報担当のダニエル(Daniel Ocampo)氏(コロンビア)が講師として、2日間かけて「障害者権利条約」と「持続可能な開発目標(SDGs)」について、国際手話にて、ろう運動とどのように結び付けていくかを説明してくださいました。学習会ではアジアから9ヶ国約30名が参加し、連盟からは理事7名と青年部から1名が参加しました。

国際手話研修会の様子
国際手話研修会の様子

CRPD、SDGs学習会の様子
CRPD、SDGs学習会の様子