厚生労働省へ「新型コロナウイルスに係る記者会見の手話言語による情報配信について(要望)」を提出



連本第190738号
2020年2月19日

厚生労働大臣
 加藤 勝信 様

東京都新宿区山吹町130 SKビル8F
電話03-3268-8847・Fax.03-3267-3445
一般財団法人全日本ろうあ連盟
理 事 長 石野 富志三郎

新型コロナウイルスに係る記者会見の手話言語による情報配信について(要望)

 日頃より、私どもろう者等の福祉向上、情報保障等に特段のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、今般、猛威を振るっている新型コロナウイルス感染肺炎に発生に関し、感染者の広がりが進む中、ろう者等にも情報が等しく届くよう、下記の事項を要望いたします。

1.厚生労働大臣及び厚生労働省の記者会見には、ろう者等がその内容を理解できるよう手話言語通訳者を配置してください。

<説明>
 新型コロナウイルス感染関連肺炎について、2月に入り患者数や感染者数の増大とともに、厚生労働大臣の記者会見も増えておりますが、手話言語通訳の付与がないため、ろう者等にはその内容を理解することができません。厚生労働省のホームページに記録(文字)がアップされていますが、記者会見より数日後になっています。
 ろう者等も聞こえる人と等しく、リアルタイムに情報を得ることができますよう、手話言語通訳者を配置していただけるよう、要望いたします。
 なお、海外の例の一つに台湾衛生局の記者会見に手話言語通訳者が配置されています。日本でもぜひ実現できますよう、お願いいたします。

以 上

   【参考:2020年2月17日のANNニュースより】
    中央に立っている女性が手話言語通訳者
    ANNニュース