2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催決定について



 このたび、2020 年オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まりました。まさに歴史的な素晴らしいことです。

 国連の障害者権利条約において、障害のある人が平等にあらゆるスポーツ活動に参加できるよう定めております。それを受けて、国内でもいま論議されている「障害者基本計画」(政府案)では、パラリンピック、デフリンピック、スペシャルオリンビック等への参加を支援し、スポーツ等における障害者の国内外の交流を支援する指針が打ち出されています。

 今回、東京での開催が決まったことにより、これら取り組みがより一層、国民の皆さまから後押しして頂けるものと確信しております。聴覚障害者のオリンピックであるデフリンピックも4年毎にパラリンピックと同様、あらゆる人民の平等で平和な社会を理念に掲げており、今回の東京開催決定は誠に嬉しい限りです。心よりお慶び申し上げます。

 今後とも開催に向け、日本パラリンピック委員会の一員として全面的に支えていく所存です。誰にでも開かれた2020東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて共に頑張りましょう。

一般財団法人全日本ろうあ連盟
理事長 石野富志三郎