厚生労働省(自立支援振興室)へ「聴覚障害者のスポーツ施策への要望について」を提出
連本第110286号
2011年11月10日
厚生労働大臣
小宮山洋子様
162-0801東京都新宿区山吹町130SKビル8階
Tel03-3268-8847・Fax03-3267-3445
財団法人全日本ろうあ連盟
理事長 石野 富志三郎
聴覚障害者のスポーツ施策への要望について
時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
日頃より、私ども聴覚障害者の福祉向上にご理解ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、今年8月に障害者基本法が改正され、スポーツを含むあらゆる分野での障害者の社会参加の支援のための施策を推進することが求められました。
また「スポーツ基本法」が50年ぶりに改正され、今後障害者スポーツの一層の発展が期待されています。
つきましては、さらなる聴覚障害者スポーツの施策推進をお願いしたく、下記の通り要望いたしますので、その早期実現をお願い申し上げます。
記
① 国民へのデフリンピックを始めとする聴覚障害者スポーツに対する啓発のための事業に関する制度創設及び拡充を行ってください。
② 世界レベルの競技力を持つスポーツ選手を増やすためにも、聴覚障害者が常日頃からスポーツに親しみ、練習、競技を行うことができる環境を整備し、裾野を広げることが必要です。そのためにも、地域における「スポーツ教室」からスポーツクラブ活動に至るまで、障害者を受け入れるためのガイドラインを示し、助成等の事業を創設するなど、国が積極的な施策を打ち出すことで、受け入れ態勢が向上します。
聴覚障害者のスポーツ普及振興及びレベルアップを図るため、地域でのあらゆるスポーツ活動において、障害の有無にかかわらず参加の機会が保障されるよう、受け入れ体制の整備に関する施策の拡充を行ってください。
以 上