携帯電話向け手話アニメーションの動画配信サービスの実証実験を開始



-8,000文例の中から知りたい手話の動画を閲覧し、手話の学習が可能に-

shuwamobile-cap1shuwamobile-cap2

 全日本ろうあ連盟は、株式会社日立製作所の協力を得て、携帯電話を対象に、手話アニメーションの動画配信サービス(以下、手話配信サービス:http://shuwamobile.jp/i/)の実証実験を開始しました。手話は、ろう者の言語であり、重要なコミュニケーションの手段です。今回、新たに開始する手話配信サービスは、近年のインターネットと携帯電話の普及に対応し、これらを活用して、多くの人々が手軽に手話を学べる機会を提供しようとするものです。手話配信サービスでは、ユーザは携帯電話からインターネットを通じて専用サイトにアクセスし、キーワードを入力して「日本語-手話辞典」に掲載されている8,000文例以上の中から知りたい手話の文例を検索することができます。検索結果は立体アニメーション(動画)で表示されるため、手や指、腕の動作に加え、顔の動きなどが重要な文法要素となる手話の教材として、利用することが可能です。
 今回の実証実験では、手話配信サービスの利用者数や利用頻度、必要なコンテンツ等の調査を実施し、社会的なニーズを検証するとともに、実証実験終了後の本格的なサービスの実現についても検討する予定です。皆さんに多くご利用いただき、ご意見をいただければ幸いです。

「手話配信サービス」実証実験(アクセスはこちら)

  • 手話配信サービス実証実験サイトURL: http://shuwamobile.jp/i/
    shuwamobile-qrcode
  • 期間:1年間(~2010年6月末まで)
  • 利用料:無料 (ただし、パケット通信料はかかりますので、会社が提供するパケット定額サービスの利用をおすすめします)
  • 対象ユーザ:制限なし(サービスに対応した携帯電話所有者全て)
  • 配信内容:日本語-手話辞典、指文字、他
  • 対象キャリア:docomoauSoftBank