「聴覚障害者生活支援業務従事者研修会」開催



独立行政法人福祉医療機構の助成を得て、2月24日から26日、かつしかシンフォニーヒルズ(東京都)にて「聴覚障害者生活支援業務従事者研修会」を開催、全国から聴覚障害者の生活支援にかかわっている方々が一堂に会した(36都道府県205人)。
開会式の後、安藤豊喜全日ろう連理事長が「障害者福祉の改革方向と聴覚障害者施策のあり方」と題して講演。
午後からは、パネルディスカッション「聴覚障害者福祉の展望、地域と制度のあり方」。松本全日ろう連副理事長のコーディネートでパネラー5名による活発な意見交換が行われた。(左より、清田廣氏、花田克彦氏、石野富志三郎氏、川根紀夫氏、近藤幸一氏)
その後、ワークショップ「私が資源になるために〜対人援助技術入門〜」、分科会(1)「聴覚障害者の暮らしとは」、分科会(2)「豊かな暮らしを支えるサービスとは」に分かれ、お互いの情報を交換しあった。
当初、支援費制度が始まるということで社会資源を整備する目的で開かれたこの研修会も、今回、「障害者自立支援給付法」という新たな法律が提案される中で、参加者全員で解決策を模索していく、大変意義ある研修会であった。(S)