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映画製作にあたって
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財団法人全日本ろうあ連盟は昨年、創立60周年を迎えました。
この60年間、聴覚障害者への差別と偏見と闘い、その権利確立と社会参加の促進に取り組んできました。
民法11条の改正、手話通訳制度の整備・推進、欠格条項の撤廃等、様々な問題に取り組み解決してきました。

最近は少子化の影響による聾学校生徒数の減少、インテグレート教育により
普通学校に転校する生徒の増加もあり、連盟登録会員数が落ち込み、また手話を学ぶ人口の減少が見られます。

これまでに出版物等を通して連盟のろう運動の意義を伝え、ろう者への理解・手話の普及を図ってきましたが、新たな試みとして映像を通して広く国民にろう運動を訴えていくために、これまでの連盟60年の歩みを記念する事業として映画を製作し、全国的に上映運動を展開していくことを目指します。

その目的は、
①ろう者についての理解や啓発と手話の普及を図ること
②親や子どもたちに夢を与えること
③新しい映像文化を創造すること
であります。

上映運動の目的を達成することによって、連盟のろう運動の意義を理解すること、連盟の友好団体である全通研、士協会等の活動への理解、連携を深め、連盟会員の拡大、連盟傘下団体の活性化につなげていきます。
そしてろう者を差別する法律改正の署名運動にご協力いただいた222万人をはじめ当連盟を支えていただいた多くの方々に感謝の気持ちをこめて、夢、勇気と感動を与える映画を製作していきます。