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朝日新聞にて上映情報が紹介されました。
(2009年6月12日付朝刊)


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「聞こえない」ゆえの闘い描く
映画「ゆずり葉」あす上映

「聞こえない」ゆえの差別との闘いを、恋や親子の愛を通して描いた映画「ゆずり葉」が、東京を皮切りに全国で上映される。全日本ろうあ連盟が創立60周年を記念して制作。自身もろう者の早瀬憲太郎監督(36歳)は「ラブストーリーとして楽しんでほしい」と話している。
物語は、過去と現在の2組のカップルを軸に進む。終盤、過去と現在をつなぐ驚きの真実が明らかになる。薬剤師の国家試験に合格しながら免許が得られなかったエピソードは、早瀬さんの妻久美さん(34)の実体験。220万人を超す署名運動を経て法改正され、久美さんはいま、昭和大学病院(東京都)で薬剤師として働き、聴覚障害者外来も担当する。
主演は、ろう者の劇団を主宰する庄﨑隆志さんやSPEEDの今井絵理子さんら。大和田伸也さんらが脇を固める。
試写会場で早瀬さんは、観客に手話でこう語りかけた。「聞こえる人も聞こえない人も楽しめる、普通の映画として見ていただけたら大変うれしい」
東京都中野区の「ポレポレ東中野」で、13日から7月3日まで上映。日本語字幕がつく。前売り1200円、当日1800円。障害者手帳を持っていれば、同伴者1人まで各千円。
札幌、名古屋、大阪など全国で順次、上映の予定(http://www.jfd.or.jp/movie/index.html)。視覚障害のためのイヤホンガイドがつく会場もある。問い合わせは全日本ろうあ連盟(電話03・3268・8847、ファクス03・3267・3445)へ。

2009年(平成21年)6月12日 金曜日 朝日新聞(朝刊)掲載