※以下はWFDニュース2021年12月号より抜粋(全日本ろうあ連盟仮訳)
WFD News December 2021 - provisional translation by the Japanese Federation of the Deaf
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WFDニュース - 2021年12月

例外的な年、2021年
動画:例外的な年、2021年

今年は、新型コロナウイルス感染症の流行があり、またWFD70周年の年でした。WFDは両方の出来事に、積極的に取り組みました。 また、さまざまな行動やプロジェクトを通じて、世界中のろう者の権利を守るための活動を続けています。

WFDの活動は、WFDと、WFDの正会員 (WFDの会員を構成する各国のろう協会)とが連携することを優先しています。今年、WFDの正会員は、131会員に増えました。

WFDは、zoomを使って、協調的な対話による協議を行いながら、活動を続けてきました。また1年を通して、zoomと対面で、地域事務局会議にも参加しました。

2021年は、WFD事務局の構成に変化がありました。現在、新しい事務局長を加えて、合計10名のスタッフ(プロジェクト助成金によるスタッフを含む)がいます。

また、WFDは、5つの団体と新たな協力関係を結び、活動の範囲を拡大しました。これらの協力関係は、WFDの成長力を支え、障害に対する国際的な意識と権利をWFDがさらに擁護することを可能にし、他の重要な業務で情報を回覧・配布させることも可能にします。

WFDの活動の中心は、世界中のろう協会とのつながりです。この連携関係は、強力であり、不変のものです。WFDは引き続き、障壁と戦い、世界のろうコミュニティとの対話を続けます。

WFDの2020-2030年のビジョンと戦略的ビジョンには、4つの重要分野があります。2021年、WFDは各分野に取り組んできました。

  • 手話言語の認知
  • ろう協会によるリーダーシップ
  • 機会の均等
  • 完全なインクルージョン

2022年に向けて、WFDは、手話言語やろう者の権利が認められることをめざして、各国のろう者協会を支援していきます

2022年4月にタイのバンコクで開催される第4回WFD国際研究大会で、正会員の皆様にお会いできることを楽しみにしています!

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70周年記念ウェビナーシリーズ
ウェビナー

7,000万人以上のろう者を代表する国際的組織である世界ろう連盟は、この災害時におけるろう者の権利という課題を真摯に受け止め、来る第19回WFD世界ろう者会議では、防災(Disaster Risk Reduction、DRR)に焦点を当てることを決定しました。さらに、WFDは防災に関する新しい専門家グループを設立しました。その目的は、世界の人道的な場の最前線に、より積極的に参加し、ろう者が直面している状況を最大限に強調し、誰一人取り残さないようにすることです。

70周年記念行事の一環として、WFDは防災の専門家からなる討論者(パネリスト)を集めたウェビナーを開催します。その目的は、人道的緊急事態の時、ろうコミュニティがどのように権利の継続を確保するための方策を提唱できるかを議論し、認識を高め、反映させることにあります。

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過去のウェビナーはオンラインでご覧いただけます

書籍
「手話をする。だから私だ。(I Sign, therefore I am)」について
表紙

ジュハナ・サロネン(Juhana Salonen)の著書「手話をする。だから私だ。(I Sign, therefore I am)」をご紹介します。この本は、自分のアイデンティティに悩む若いろうの男性が、自分の文化に誇りを持つ手話言語ユーザーになるまでの物語です。

この本は英語で、印刷版と電子書籍版があります。

販売された本の収益の25%がWFDに寄付され、活動の実施に役立てられます。

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