
デフリンピックについて
身体障害者のオリンピック「パラリンピック」に対し「デフリンピック(Deaflympics)」は、ろう者のオリンピックとして、夏季大会は 1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催されています。障害当事者であるろう者自身が運営する、ろう者のための国際的なスポーツ大会であり、また参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好を深められるところに大きな特徴があります。
なお、デフリンピックへの参加資格は、補聴器をはずした裸耳状態での聴力損失が55デシベルを超えている者で、各国のろう者スポーツ協会に登録している者とされています。また、競技中に補聴器を装用することは禁止されています。これは身体の安全を確保する観点によるものです。
デフリンピックを運営する組織は、国際ろう者スポーツ委員会(International Committee of Sports for the Deaf)で、1924年の設立以来、デフリンピックやろう者世界選手権大会の開催、そして各国のろう者スポーツの振興など、着実な取り組みを続けています。現在の加盟国は104カ国です。
デフリンピックについては「デフリンピック啓発サイト」に詳しい情報を載せていますので是非ご覧ください:
- デフリンピックの概要
- デフリンピック啓発パンフレットのダウンロード(
PDF形式 8ページ 4MB)
- デフリンピックでの日本選手の活躍
- 日本ろう者のスポーツ歴史 ~差別との闘い~
- スポーツサイン
第17回冬季デフリンピックについて
大会名称
第17回冬季デフリンピック(通称:ハイタトラス2011デフリンピック)開催期間
2011年2月18日(金)開会式 ~ 26日(土)閉会式 【9日間】 →大会スケジュール1) 渡航日程 2011年2月15日(火)~2月28日(月)予定
2) 結団式 2011年2月17日(木)18時30分(現地滞在ホテルベルビューにて)
3) 解団式 2011年2月26日(土)14時予定(現地滞在ホテルベルビューにて)
開催国・都市
スロバキア共和国・ヴィソケ・タトラ市(ハイタトラス) →スロバキアについて運営主体
・国際ろう者スポーツ委員会(International Committee of Sports for the Deaf) →公式ウェブサイト(英文)・ハイタトラス2011デフリンピック組織委員会(17th Winter Deaflympics Organizing Committee)→公式ウェブサイト(英文)
参加国・地域数
22カ国・地域(2011年2月現在)参加人数
333名(選手のみ、役員数は未公開、2011年2月現在)実施競技
5競技:・アルペンスキー
・クロスカントリースキー
・スノーボード
・カーリング(新規競技)
・アイスホッケー(日本選手の参加予定なし)
日本選手団
選手21名、役員スタッフ31名、計52名予定(2011年2月現在) →日本選手団の詳細スケジュール
日本選手団
- 日本選手団主将 原田 上(スノーボード)
日本選手団旗手 喜井 寛(クロスカントリー)
- 日本選手団名簿(2010/11/30公開)
- 日本選手団の編成にかかる指針(
PDF形式)
- 日本選手団のユニフォーム・ロゴ・ピンバッジ
※製作には、株式会社デサントのご協力をいただいています。
大会規則
- 冬季デフリンピック競技規則 (原文:デフリンピック公式サイト内)