地域での取り組み4

2008.9.21開催 全日本ろうあ連盟創立60周年記念映画 「ゆずり葉」応援の集い 報告

9月21日、京都の全国手話研修センターで、「ゆずり葉」応援の集い～一人一人がサポーター～が催され、98人が参加しました。

目玉企画であります漫画家・山本おさむ氏、筑波技術大学准教授・大杉豊氏、全日本ろうあ連盟参与・高田英一氏によるトークショーが行われ、興味深いお話をしてくださいました。それぞれのトークもお笑いありと好評でした。

「ゆずり葉」の手話の由来や映画製作の経緯、資金集めの目的などと、バリエーションも広かったので、参加者もサポーターとしての自覚を持ってくれたことでしょう。そしてワンドリンクが振舞われ、ホッとした一息ならぬティータイムで交流を深めました。

京都を活動拠点とする劇団「あしたの会」による映像作品「手話刑事（しゅわデカ）」が上映され、さらに「ゆずり葉」のメイキング映像も公開され、参加者は映像のオンパレードに見入っていました。最後に福引を行い、当たった人たちには山本氏のサイン付き色紙などが贈呈されました。

参加者に感想をおねがいしました。

京都府・ろう者
有名人3人によるトークショーは良かった！
楽しく観ることができて良かったです！
今までの全ろう連の歴史は私にとって“宝物”です。
映画「ゆずり葉」はみなさんの一生の宝物になるでしょう。
私は先輩たちのおかげで積極的に活動に参加するようになった。
もし、先輩たちがいなかったら、一生一人ぼっちだったかもしれない。
本当に感謝している。そう思っている今、私たちは若者にたくさんのことを伝える必要がある。聴者にも伝える必要がある。どんどん広めていきたい！
全ろう連60周年記念だけでなく、70周年、80周年…と映画を作り続けて欲しいです!!

京都府・聴者
何故、映画製作をすることになったのか、その経緯と目的がよく分かりました。
山本さんからは製作にあたっての細かな配慮や準備等をお話し頂き、映画製作の様子を少し垣間見れたような気がしました。
また、大杉さんからは資金集めに奮闘されている事がよく分かりました。
高田さんからはろう運動について生き生きとお話し頂き、当時の活発な活動の様子がうかがえました。
もっとゆっくりとお話が聞きたかったなぁと思うぐらい盛りだくさんの内容でとても充実していたと思います。
「ゆずり葉」の成功に向けてみんなで頑張っていきましょう!!